Short2

□いつもの三人組
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私の友達ジョニィはちょっとズレたツンデレだ、本人はそれに気が付いていないからなお厄介すぎる

とは言っても私もジョニィのツンデレに気が付いたのはつい最近なのだが

最初に気が付いたのはもう一人の友達ジャイロだ、ジョニィが私に対してだけ冷たい態度をとっていた事を相談したらツンデレだと教えてくれた


「なんでナマエにだけそんな態度を取ると思うよ?」

「……そんなの分かんないよ……」

「まあ、ツンデレって言うのは面倒だしな……その内ナマエも分かるぜ」


そう言われてから数ヶ月、ジャイロの言う通り私はジョニィの言葉の裏に隠された事をしっかりと読めるようになった

何故私がここまでしないといけないのか分からないけど、ジョニィは私の友達だ、これ位分からないと逆にジョニィに悪いと思ったからかも知れない

そんな事を思いながら軽くアクビをしながら学校に向かう、昨日は随分ディエゴと会話が盛り上がってしまって睡眠時間が削れてしまった、だがきっとディエゴも眠気に襲われているだろうから良しとする

今日何度目かの伸びをした時、隣を少し早歩きでジョニィが横切った、そしてジョニィは私の方をチラリと見ると


「また寝不足?そんなに寝不足だと将来肌荒れるよ?それとももう荒れてたりして」


と私に向かって小馬鹿にするように言ってきた、そんなジョニィの言葉に一瞬イラッとするが、すぐにジャイロに教えてもらったように正式な言葉に変換する

つまりジョニィは……寝不足の事を心配しているのだ、肌が荒れて困るのは私だし、寝不足と言うのは授業中集中できないしいい事なんてない……そう言いたいのだと私は解釈した

だがここで礼を言ったら私はただの変態だ、私はジョニィの顔を見ながら同じように馬鹿にしたように笑い


「私はお肌のケアはしっかりしてるから大丈夫なの」


と言い返した、ジョニィは少し顔をしかめたがすぐにまた無表情になり、軽く返事をしたあとすぐに黙った

傍からみたら仲が悪い私達だと思われるだろうが、実はジョニィもジョニィで一生懸命私とコミュニケーションを取ろうとしているのだ

何故そんな事を言い切れるのか……それは、ジョニィが私の隣から離れてないからだ、普通の人なら用が済んだらさっさと先を行くだろう、だがジョニィはわざわざ私の歩幅を合わせて歩いているのだ

本当にツンデレなのだと思い、ついつい笑ってしまうとジョニィは不機嫌そうになんで笑っているのかとツッコミを入れてきた

そんなジョニィになんて返そうか考えていると、背中に少し重たい衝撃が襲ってきた、思わずくぐもった声が出てしまったがすぐに振り向くと後ろにはジャイロがいつもの笑顔で立っていた


「お二人さん朝からお熱いねぇ」

「ふざけないでよジャイロ、誰がこんなナマエなんかと……」

「おはようジャイロ、相変わらず元気だね」

「ニョホホ、ナマエは少し寝不足かぁ?」

「……二人共僕の事をスルーしないでよ……」


ジャイロと話しているとジョニィが少し怒りながらそう言ってきた、そんなジョニィをチラリと見るとジャイロは困ったような顔で私を見てきた

きっとこの顔は"またコイツ、ツンツンしてんの?お前も大変だなぁ"って考えている表情だろう

そう思いながら私はジャイロに向かって苦笑いをする、そんな私を見てジョニィは何ニヤついているのかと聞いてきたが私は有耶無耶な返事を返した

相変わらずジョニィのツンデレは治らないが私はそれでもこの三人組で居続ける気でいる、それはきっと私達三人共同じ考えだろう

そんな事を思いながら私はまた今日何度目かの伸びをした、そんな私を見て呆れたように二人が溜め息をついた
 

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