Short2

□素直な気持ち
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(ディエゴ視点)


ナマエと文化祭を回る事になって、待ち合わせ場所に向かおうとした時、ジョニィ・ジョースターに止められ、頼みと言う名の脅迫をされた


「いい?ナマエを少しでも口説こうとしたらその頬に付いている絆創膏的な何かを思いっきり取るから」

「ちょっ……ちょっと待て、何故そんなに必死なんだ!!」

「ナマエは僕にとって他の人と違う存在なんだよ、他の人を大根だとするとナマエは少し葉が多い大根みたいな感じなんだよ」

「それはどんな違いなんだ!?」


そんなやり取りの後、俺は終始ジョニィ・ジョースターに監視されながらナマエと行動をした

そして、ナマエの情報でジョニィ・ジョースターが嫌いなお化け屋敷に入る事にした

ここならジョニィ・ジョースターの尾行を撒けるし、ナマエを口説ける

ナマエは確かにジョニィ・ジョースターの言う通り、他の人は少し違う存在だ、だからと言って本気で付き合いたい訳ではないが……

そんな事を思っていると俺達の順番が来て、そのまま真っ暗な部屋に連れて行かれた


「……なんも見えない」

「…………マジック臭いな」


部屋に一歩入るとヒンヤリと冷たい空気が部屋に充満していた、そしてその空気に運ばれてマジックインクのツンとくる臭いが鼻に届く

そして、順路通りに歩いて行くうち、ナマエは次第に俺の袖から手に持つ所を移動させた

これがお化け屋敷効果かと密かに思っていると、後ろから凄まじい音が聞こえた


「……なにあの音…」

「……さあな、それよりナマエ、そこに生首が」

「えっ?……ちょっ!!危ッ!!」


凄まじい音に気を取られたのか、ナマエは生首のマネキンを踏んでしまい、そのまま俺の方に転けてきた

そんなナマエを受け止めた時、ナマエは小さく礼を言って俺を見上げた

そんな行動に少しドキリとしてしまった時、右頬に激痛が走り、俺の視界は回った
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