灰色の愛

□第九夜
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ティキと一緒に行動する事になってから大分日にちが経った

そして、ほとんどリストのエクソシストを削除していたが何故かアレン・ウォーカーの名前だけが消えなかった


「おっ!!かかった!!」

「!!ティキ!!頑張れ!!お腹減ったからそれ私のね!!」

「分かった分かった!!いいから手伝え!!」


そんな事を言いながら私達は今、池で鯉を釣っていた

お金も少なくなり、少しでも浮かせるために鯉を釣っているが、果たして美味しいのか……?

味の事を気にしている間に、ティキは鯉を釣り上げた


「おー!!釣れた釣れた!!ラルト釣れたぞ!!」

「ねぇ、それより鯉って美味しいの?」

「…………」

「無言!?」


ティキに確認を取ると、目すら合わせず黙ってしまった、それにツッコミを入れていると


「おいおい〜カッコイイ服装したお兄さんが池で鯉盗み食いしてんなよなー」


と、聞きなれた声が聞こえた、ティキと一緒に振り向くと、想像通り、デビットとジャスデロがお互いに銃を構えながら立っていた


「特別任務中なんだって?ティキ、ラルト」

「よう、双子か今日も顔色悪いな」

「病院に行ったら?主に頭の」

「デビットだ、このホームレスと寝ぼすけ」

「ジャスデロだ、二人合わせてジャスデビだ!!」


からかう様に言ってきたデビットにティキと一緒に馬鹿にすると、蹴ってきたが腕で防ぐ

相変わらずこの二人は子供みたいで面白い、時々イライラする時もあるけど……

そう思っているとデビットが少し大きめな声量で


「なぁ、アンタらさ、俺の関係者殺して回ってんだろ?日本に来たのもそれって聞いたんですけど〜」

「ですけどッ!!」


と、私達に言ってきた、そんなジャスデビにティキは少し頭を押さえながら


「あー、クロスなんとかって奴をね……あっち行けよ」


と、めんどくさそうに答えた


「クロスマリアンね、クロスマリアン……」

「あー、そうそれ」

「そいつはエクソシスト元帥で俺らの獲物だ!!手ェ出したらブッコロすぞッ!!」

「コロすッコロすッ」

「「は?」」


クロスマリアンの話をしていると二人は顔を近付けながら物騒な事を言ってきた

思わずティキと一緒にそう言ってしまうが、二人の顔が怖いせいだ、すんごい顔してるもん
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