紡がれる声

アタシのうた 聞こえますか?

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07/04(Fri) 01:01
沈黙の慟哭


ちゃんと見える?
あなたの知らない僕たちが
この身体には在ることを

何もかも受け入れるような私の後ろに
狂ったように笑うアイツが立っている
その左側には、ぬいぐるみを抱いたあの子

分からないみたいだね
この身体はこんなにも、キャパオーバーしてんのに

聞き流せない真実を語ってあげる
忘れられない痕跡を見せてあげる
あやふやになんて、出来ないでしょう

ズタズタの腕に、胸に、首に
くれる口づけはおざなりだったね

もう何も要らないな
分からないなら、終わりにしましょうね
あとは独りで
恋愛ごっこを夢見ていればいい

僕たちは行くよ
寂しいなんて感情は知らないの
だって
「一人じゃない」んだから

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04/22(Tue) 00:59
ガラクタ


光を捨てた目
音を捨てた耳
ぬくもりを捨てた肌

そんなものを拾って、集めつづけてるんだ
手にとって
見つめて
僕の何かを分け与えていたら
命がうまれるような気がして

壊れたものならなんでも良いよ
要らないって捨てるなら僕にくれ
意味もないことでも
やらないよりはマシだからさ

これから幾年、生きていくのか知らないけど
もう何も無いと思いたくはない
拾って、集めて
何処かへ返してゆくことが
僕に出来る唯一ならば、続けていくよ

君だって、何かを求めて生きるんだろ?
多分、僕もそれと同じだよ。

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03/03(Mon) 00:42
曇天の舞姫


しゃらん しゃらん
音が戯れて流れるような夕方

その声が
その指が描きだす線たちが
たった一つの楽譜になる

雨を憂いて見上げる顔は
何処か笑顔のようで
ずっと見ていたくなってしまうんだ

僕を甘やかす曇天と
彼方にぼやける山の稜線と
あまりに鮮やかな、貴方のすべて

踊っていてくれよ
僕のためじゃなくて良い

貴方はその身体、心 全てを以って
世界を晴らしてゆくのだろうから

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02/15(Sat) 01:12
欠落


あなたが隣にいなくなってから
私は徐々に、身体のパーツを失くしていった

エグいよ
何もかも

また会えたとして
あなたを抱きしめる腕も
もう私のものではなくて

あなたを想う脳味噌も
がらんどうの虚になっていくのを感じるんだ

だからね
今、まだ私が私であるうちに
〈ダイスキ〉が消えないうちに

あなたに伝えていたいんだ
ここにいるよって
私はずっと、ここにいるよって。

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01/13(Mon) 00:42
Fade


氾濫する文字列と
顔の無い誰か
何千何万と、電子の海を行き交っている

あたしの姿は見えないのね
それでも
この呼吸が続く不可思議は
いつ解かれるの

世界が青く霞むわ
足りないものは何でしょう
正解をくれたら、この腕をあげる。

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01/03(Fri) 00:52
満天


黒から光が降ってきて
しゃらしゃら
肌を滑り落ちてった

指先にひっかかる粒子達
あれは夢だったのでしょうか
何故だか鮮明で
思い出すにつけ 枯れた涙が滲むよう

遠い都会の君には、見えなかったかな
悠久を教えるような、あの満天の星空を

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12/29(Sun) 00:29
パーフェクトアンドロイド
ミコト

ワタシハ アノ日二人ガ作ッタ アンドロイド デス

最近ハイツモ何カ間違ウノデ 存在価値モワカラナイノデス

欠陥品ノ ワタシハ 何デショウ
ソレデモ 手ヲ取ッテクレルノナラ
マダ此処ニ 居テモ イイデスカ?

モウ完璧ヲ求メナイデ
ダッテ ズット前ニ壊レテイル ワタシデスカラ
…クラッシュ ト スクラップ。

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11/17(Sun) 01:56
あやとり


きみの指とぼくの指
つないですくって
また違う形になっていく

いつその糸が脆くなって
千切れてしまうかわからないね

あやとりをしていた頃に
ぼくらは戻れるかな
笑って くっついて 手をつないでいた頃に

離れた想いが息を引き取る前に
糸を断ち切るのはぼくの方?

虚しいから、賭けでもしようか
賭け事は、やっぱり夜に似合うわ

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