紡がれる声
12/28(Sun) 01:45
Unknown
命
僕が手を伸ばしてもつかめなかった、あの日の未来は
顔も知らない誰かのものになったってさ
幼い頃、君が知らなかった世界の光は
周りの誰もが知ってたってさ
どちらだって、さも当たり前のように
悔しいと思うかい
無力だと嘆くかい
何にせよ、夜は明けてしまうのは
笑えてしまうほどに真理なのに
僕も君も
あきらめて眠ることが怖かったんだ
そう言ったんだ
今、年月が過ぎ去って
共に聴いた祭囃子も、記憶のかなたへ隠れて褪せた
僕は変われましたか
君は幸せを知りましたか
いつの日も
誰かの手に奪われて、誰かの手から与えられる
ときの流れを泳いだ果てに
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