紡がれる声

▼書込み 

08/16(Sun) 00:57
最後の扉
ミコト

終わりの近い塔を
エレベーターで登っていく
その塔にはヨロコビという
動物のようなロボットがたくさんあった

ヨロコビで化粧を施せば
きっとあなたは素敵になると
狭い箱の中で誰かの声は言った
きっとそうだろうと、私も想う

時は残り少ない
最下階では
ヨロコビたちの入った段ボール箱が
焼き尽くされた
終わりは上の階へ進んでくる

「プログラムされた機械兵はレバーを引いた。丁寧に並べられた無数の段ボール箱は、落ちてきた天井に潰された。機械兵は絶望に、その眼を失った。落ちた眼を何者かが拾って持ち去る足音が聞こえた。遠くで最後の扉が閉まった。」

あの時だれもがヨロコビたちの素晴らしさを
理解していた
切なさの絶頂で断絶した
ひとつの世界の話

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