小説2
□碧峰イレブンVS真・世宇子イレブン
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神代に連れられ、二つある内の大きい方の校舎に入る。
進んで行くにつれ、明らかに世宇子の生徒じゃなさそうな柄の悪い人達がたくさん視界に入る。
吏人「おいおい、何なんだよこのDQN共は?明らかに世宇子のヤツらじゃないだろ都城先輩?」
神代「神代だと言ってるだろう……」
左磁「悪いな。こいつちょっと狂ってるから軽く流してくれ」
吏人「ちょ、誰が狂ってんすか!」
神代「そうか……まぁいい。あのザコ共は実験の為に毒島がそこら中から集めてきたんだ。全員に神のアクアを配ってある」
アイリ「この人達……全員に…!?」
歩きながら神代が告げると、津田さんは少し怯えたように廊下や教室内にたむろする人達を見る。
全員にって……ぱっと見100人はいるんだけど…………まぁ、何の代償も無しに強くなれるって言われたら来ちゃうのかな。
神代「これで全員というワケでは無いがな…………ここだ」
少し歩くと、立ち入り禁止と書かれた扉の前で神代は立ち止まる。それを開き中に入ると雰囲気が変わった事に気づいた。……何か、怖い。
そこから階段を降り、しばらく全員が無言で神代に着いて行く。
吏人「何ここ!何で中学校に地下あんだよ!しかも薬品くさっ!明らか上より広くね?」
………吏人くん以外。
神代「………着いたぞ」
最早神代も吏人くんを無視し始めた頃、長い廊下を曲がって控え室らしき場所に入る。
そこにあった巨大な扉を神代が開くと、そこには地下とは思えないスタジアムが現れた。
神代「………ようこそ、神の城へ」
吏人「いやただの地下がある学校ですけど!!!」
唐須「ちょっと黙っててください吏人さん!!!」
吏人「サーセン」