小説†世界編†
□円堂VS鬼道
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いよいよ代表を決める試合の日となった。
オレ達は響木さんに呼び出され、今は雷門中の体育館にいる。中にはおそらく代表のユニフォームが入っているであろういくつかのダンボールとマネージャー達が居た。
秋「皆ぁー―!!新しいユニフォームよー!!!」
円堂「これが日本代表のユニフォームかぁー…!!」
秋が出したユニフォームを見て円堂達が表情を輝かせる。色は主に青で左胸のとこに雷のようなエンブレムがある。キーパーのは黄色メインで袖が濃い緑か。
綱海「んじゃ早速着替えようぜ!!」
えっ!ここで?目の前に秋さん居るんですけど。
とか思ってる間に綱海脱ぎ始めちゃったし………あ、そうだ。
吏人「ねーねー、音無……だっけ?」
音無「はい?えっと…綴さん…」
吏人「吏人でいいって。…でさ、ちょっとお願いがあるんだけど」
音無「はい…何ですか?」
頭に眼鏡をかけた女子に近付き小声で話しかける。音無ちゃん可愛いー!!
吏人「ほら……今吹雪とかヒロトとか佐久間とか着替えてるじゃん?」
音無「え?………はっ!…成程……あなたはまさか…!?」
吏人「ふっ……ただのしがない変態さ…」
そこまで言うと音無は全てを理解したらしい。自分のカメラとオレを交互に見て目を輝かせていた。
吏人「………同士よ」
音無「行って来ます!!」
オレがぐっと指を立てると音無は敬礼する。そして壁山の背に隠れて着替える吹雪達の方に突撃して行った。
吏人「ケケケ………これを大量に量産すればかなりの金になるぜ……余ったのはオレが……ケケケケ…!」
ヒロト「うわっ!?ちょっと、何で撮ってるんだい音無さん!」
音無「大丈夫です!何も問題ありません!はぁ…はぁ……」
吹雪「や…あの……まだ服着てないのに…駄目だってばぁ!」
佐久間「鬼道ー―!!お前の妹えらい事になってるよー――!!!?」