小説†世界編†

□序章―集結―
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空は快晴。



あの日から既に三ヶ月経ち、オレ達も何とか落ち着いてきた。




そして今、オレ達は―――









「やべぇえええええええ!遅刻じゃねこれ!!!?」



走ってます必死過ぎワロタ。あと草生やしたみたいな喋り方してますサーセン。




「お前がさっさと起きないからだろうが吏人!!!」



隣を走るM字ハゲに怒鳴られた。


オレ、綴吏人はただ今必死に走ってます。朝からこんな体力使いたくないわー。



吏人「まぁそう言うなってベジータ。昨日からさっきまで境界線上のホライゾン一期から観てたんだからさ」



ベジータ「馬鹿かキサマ!!?」



馬鹿とは失礼な。

ちなみに隣にいるのは絶津ベジータ。オレと同じクラスなんだけど、名前の通り見た目とかドラゴンボールのベジータそっくりなんだよねー。初めて見たヤツは必ず驚くという。




吏人「あーぁ、虎丸は先行っちゃったしな」



ベジータ「お前が遅いからだろうが!!!迎えに来るって言われたからオレは待ってたんだぞ!?」



吏人「マジごめんてへぺろー」



ベジータ「お前覚えてやがれ!!!」




吏人「しっかし、急に雷門中に呼び出されるなんてなー。何だろ……」



ベジータ「話を反らすな!!…まぁ、大体予想はついてるがな……!」



何か考えるような表情でベジータはそう続けた。何か知ってんの?しかし賢姉のオパーイすごいよね。トーリくんが羨ましいわ。





ベジータ「……とにかく行けば解る事だ!」



そう言うとベジータは気を少し解放し飛び始めた。
こいつオレとかと違って技とかじゃなく気で空飛べるからチートだよなー。まぁ試合じゃ使わないけど。




吏人「ちょ、おま!街中で飛ぶなし!」



ベジータ「もたもたするんじゃないぞッ!!!」



話聞いてねぇええええ!!行っちゃったよアイツ!!




吏人「全く脳筋め。……仕方ない、オレも飛んでこ」



時間無いしねー。

オレはため息を吐くと、気を解放し背中に集中させる。


すると背中に光で出来たような翼が具現化した。




吏人「よっしゃ!待てよベジーター――!!!」




そしてオレはベジータの後を追い、雷門中へ飛んで行った。
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