小説2

□決意
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あれから大体10分くらいが経過した。


俺達は全力で学校から逃げ出し、市街地にまで来ていた。どうやらもうあいつらは追ってきていないらしい。



一応、俺とベジータが怪我をしてるし馬鹿二人が気絶してたのでフリーザん家にでも隠れようとしていたが、及川がまだ左磁さん達が学校にいる事を思い出し、急いで戻る事になった。



とりあえず馬鹿二人を連れて帰る為、ギニューとジース以外の皆で碧峰に戻ると、何故か正門に左磁さん達が立っていた。





左磁「おう、お前ら無事だったか」



桐生「あっ、先輩達に不知火くん達!」



及川「皆、どうして……?」



炎次「あぁ……とりあえず部室に行こうぜ。応急処置も出来るしよ」



首を傾げる及川に火野先輩はそう言って、部室のある方を親指で示す。多分、俺達の怪我の事を言っているんだと思いながら、俺達は左磁先輩達と一緒に部室へ向かった。









蒼真「しっかし、フリーザ様に呼ばれたとはいえ、まさかこんな事になってたなんてなー」



部室に入ると苦笑しながら蒼真が近くの椅子に座る。他のヤツらも座ったり壁によりかかったり、好きな位置についた。




アイリ「大丈夫?アクトくん、ベジータくん。今救急箱持ってくるね」



桐生「ぼ、ボクも手伝います!」




左磁「………だが、世宇子にあんなヤツらがいたとはな」



アクト「あ?左磁先輩、何で知ってんですか?」



左磁「あぁ、聞いたんだよ。神代ってヤツに」



アクト「はあ!?」
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