小説
□新たな脅威
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ジェミニストームを破り新たな仲間、吹雪と共に白恋中を後にした俺達。
次の目的地に向け出発した俺達は現在近くのコンビニで適当に飯を買い、昼食を取るところだった。ミートスパゲティを食べようと思った時、鬼道がやって来た。
鬼道「虚埜、聞かせて貰おうか。色々とな」
白恋中で約束した通り俺の事を色々話す事になった。鬼道が隣に座り、風丸や円堂も近くに座る。他のヤツらも気になるのか適当な場所に座った。
アクト「あー…そうだな…何から話すかな…」
風丸「…なぁ虚埜。お前あのデザームとか言ったヤツらの事知ってるみたいだったけど、あいつとはどうゆう関係なんだ?」
何から話そうか悩んでいる時、風丸が口を開いた。鬼道達もそれについて知りたいらしく、首を縦に振った。
アクト「…んじゃあいつらの事から話すか……前に俺達…つっても俺は居なかったんだが、俺達の学校もエイリア学園にやられたって話はしたよな?」
風丸「うん、白恋中で聞いた」
アクト「それなんだけどよ、実は俺達の学校に来たのってレーゼ達じゃなくてあいつら…デザーム達なんだよ」
風丸「えっ!?そうなのか?」
鬼道「…成程」
円堂「そうか…だからあいつを見た時怒ってたんだな!」
アクト「…俺が着いた頃には試合は終わっててよー、皆倒れてた。んであいつらが居たってワケだ」
そこまで言うと鬼道はそうかと呟き、風丸や円堂達は何とも言えない顔をした。
アクト「言っとくけどあいつらはレーゼ達よりかなり強ェーぞ、多分」
俺の言葉に円堂達全員が沈黙する。まぁ俺も実際に闘ったワケじゃないがそれでもレーゼ達より強いという事は何となくわかった。
その時、円堂が場の空気を変えようとしてか話し掛けて来た。
円堂「なぁ!次は虚埜の事教えてくれよ!」
アクト「あ?俺の?」
円堂「あぁ!折角仲間になったんだし、皆も虚埜の事知りたいだろ?」
円堂が皆を見渡す。何か皆微妙な顔してんだけど。特に染岡。
吹雪「僕も知りたいな。虚埜くん」
風丸「オレも!話してくれないか虚埜?」
しかし吹雪と風丸だけは俺を気遣ってか、話を聞きたがった。つか吹雪のスマイルパねぇ。風丸の上目遣いもだが。
にしてもマズイな。何て言おうかとまた悩み始めた時、監督が現れた。
円堂「あ、監督!」
瞳子「皆、次の目的地が決まったわ。……京都よ」
もうこれただの修学旅行だろ。