小説2
□闘いの終わり
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フリーザの言葉に俺が苦笑した時、地面に寝かせていたブロリーが呻き声を上げる。咄嗟に俺とベジータとフリーザにザーボンは臨戦体制を取ったが、異変に気付き動きを止めた。
アクト「何だ…?」
ブロリー「お……おぉおおお…!」
よく見るとブロリーの筋肉が縮んでいていた。苦しそうに表情を歪め、最初逢った時の体格に戻っていく。
ベジータ「何が起こっている……」
桐裂「………多分、神玉の効果が切れたのね。壊れてるみたいだし」
そう言えば俺がぶっ壊したんだっけ…………そんな事を考えているとブロリーは元の姿に戻り、すぐに意識を取り戻した。
ブロリー「う……?…はっ!?お、オレは………!」
桐裂「起きた?……あ、変な事しないでね。……って私が言うのもおかしいか」
黒川「オレら、もう負けたんだよ」
ブロリー「負け……た…」
体を起こしたブロリーに桐裂と黒川が話し掛ける。黒川の言葉を確かめるようにブロリーは繰り返し、そして………
ブロリー「………う…うぅぅ………うぐっ…うぅ……!」
涙を流した。