読み物
□狼の夕暮れ
3ページ/3ページ
「ところで万事屋はどうしたの?」
「見てわかんじゃねえか ひまなんだよ だから俺に飯食わせろ」
「なんだよその理論」
といって近藤は笑う
ほーらもう、さっきの人切りの顔はどっか行っちまった
「いいよ 俺も今から食べようと思ってたし 何が良い?」
なんだよ、くそ
「寿司 回らないやつな」
「ええー! 俺そんなかねもってねーよ!」
「しらねぇ 寿司」
「もう! 貸しだかんな」
なんだかんだいって優しいお前と
冷徹なまでに殺気立つお前
こんな半ゴリラなのに
年中発情期なのに
「おい、銀時顔が赤けーぞ」
ちっ、
惹かれるなんて一生言ってやんねぇ
ギャップ萌えだなんて絶対認めねーからなコノヤロー
この鈍感やろーめ
おわり