遊戯王ZEXAL accelaidd
□第8話
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遊離が鬼童に負けてから数日経った。
藍沙「遊離〜、決闘しよー!」
遊離「………もう決闘はしねぇよ」
こんな調子が何日も続いていた。
遊離は鬼童に負けて以降、本当に決闘をすることは無くなり昔のような生活が続いた。
藍沙「でも決闘者を名乗れば別に決闘してもいいわけだし………ね?」
遊離「生憎だが俺はリアリストだ。俺に決闘をする資格はない」
遊離の言葉に覇気はなく、まるで脱け殻のようであった。
藍沙はそれを見かねて声をかけるわけだが、このように軽く流されるわけだ。
藍沙「〜〜!!、いつまで腐ってんのよバカ遊離〜!!」
藍沙さんついにキレた。 その勢いで遊離に鉄拳をかました。
もちろん超ローテンションな遊離がかわせるはずもなく
遊離「ぐぉっ!」
彼のみぞおちにクリーンヒットした。
藍沙「いい加減にしなさいよ!……いいじゃない、たまには一緒に遊ぶくらい」
どこぞのヒロインのような台詞だが(というかヒロインだが)、それでやっと彼が折れてくれたようだ。
遊離「………仕方ねぇなあ、どうせ今月は母さんいないから俺が担当だし……一緒に来るか?」
藍沙「え!?、いや、いきなりそんなこと言われても……その………」
さっきまでの勢いはどうしたのか、急に言葉がたどたどしくなった。
遊離「一応言っておくが、遊びじゃねぇぞ」
藍沙「遊びじゃないって……まさか、本気なの!?本気で私の……」
会話が成り立ってない。妙な勘違いをしている藍沙に遊離は全く気付いていない。
遊離「?、何言ってんだお前?」
藍沙「いや、だって遊離がいきなり『一緒に来るか?』なんて言うから………」
その仕草はまさに乙女なのだが、彼には全く伝わってないようだ。
遊離「??、とにかく、ついてくれば分かるさ」
藍沙「いきなり言われたら焦るじゃない、心の準備とか色々とさ………ってまた置いてかないでよ、どうして私をスルーするの!!」