ゆめにっき

□ある雨の日
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ある雨の日、俺はまたいつもの森で血塗れで横たわっていた、あの車また轢き逃げしやがって、うざいし寒いし…家帰りたいな…血塗れだからって決して動けない訳じゃない、動きたくないだけだ、俺だって動きたい時はそこら辺を徘徊する事だってある、あぁ…眠いな…早く雨、上がってくれないかな…

死体さんはそんな事を考えながら目を瞑った、すると

パシャ…

水の跳ねる音が聞こえた、かなり雨の音は五月蝿いのに、その音だけははっきりと聞き取れた。

誰だろ…こんな所にくるなんて…

水の跳ねる音は次第に近づいて来る、近づいて来るにつれてその音は足音だと理解できた、ついにその足音の距離は自分の1m位になった、そこでやっと顔を上げたら自分もよく知る、意外な人物だった、黒の全身タイツに身を包んだ女の様に細い体、白い肌に中性的な顔立ち、ロンパリの目、一目見たら女と間違えるくらいの人物が、自分の前に立っていた、しばらくお互いを見つめ合ったあと、その人物はその場にしゃがんで口を開いた。

「…寒くないですか?」
「寒いっちゃ寒いかな?」
「痛くないですか?」
「痛いっちゃ痛いかな」
「何してるんですか?」
「死体」
「ちゃんと答えてください」

その人物はむっと頬を膨らました。

「痛くないですか?」
「痛いっちゃ痛いかな…ってこの会話さっきもしなかったっけ?先生」

死体さんはよいしょと言って身体を動かすと頭から血が流れ落ちた、先生はそれをみたらヒッといって息を飲んだ。

「死体さん…それ…それ…」

先生は血を指さして弱々しい声で言った。

「ん?て、大丈夫大丈夫、その内固まるから」
「だ…駄目です!」

先生はそう言うと死体さんの腕を掴んで立ち上がった、死体さんはあまりにも突然だったから立ち上がった時にバランスを崩しかけてしまった。

「い…今すぐ私の家に来て下さい!」
「え…ちょ…何?何?」
「手当します!」

先生はどこから取り出したのか分からないリモコンのボタンを押した、その瞬間視界が歪んで、気付いたら先生の宇宙船にいた。

「ワープです」

先生はそう一言言うとベッドのある部屋に入って行って救急箱を持ってきた。

「と…取り敢えずこれで頭押さえてください!」

先生の手には真っ白なガーゼが握られていた

「押さえてない方の手、出して下さい」

死体さんは断る理由もなかったので取り敢えず左手を出した、先生は死体さんの腕を持つと、消毒液をつけたコットンを腕に当てた、ひんやりとした感触に肌が少しだけ震えた、先生は手際よく包帯を巻いていった



10分後

「ふぁ…終わりましたぁ…」

先生は達成感に満ちた顔で息を吐いた。死体さんの体は…絆創膏だらけになっていた。

「あ、終わった?」
「はい、それと死体さん」
「ん?何?」
「今日は、泊まっていって下さい」
「…え?でも迷惑しない?」
「私は迷惑しませんよ」

先生は微笑みながらそう言った

「じゃあ、お言葉に甘えて今でも日は、ちょっと眠たいから寝よっかな」
「着替えなら貸します」
「え…まさか全身タイツじゃないよね」
「いえ、私だって寝るときはちゃんとパジャマに着替えますよ」
「そっか、なら良かった」
「まってて下さい、今取ってきます」

先生はまたベッドのある部屋に入っていった、また2分くらいしたら先生はやっぱり黒いスウェットを持って来た。

「着てみてください、大きいですかね…」
「…いや、大丈夫、丁度いいよ」
「そうですか、よかったです」

…正直言って丁度いいよとは言ったもののかなりきつかった。

「じゃあ、眠いならいつでも寝て下さい、ベッドは使って良いですよ」

先生は優しい笑顔でそういった。

「あれ、先生どこで寝るの?」
「あ、私は机に伏せてても寝れるんで、大丈夫ですよ」
「えー、一緒に寝ようよ、添い寝添い寝ー」

その死体さんの言葉を聞いた瞬間、先生は白い頬を赤く染めた。

「そ…添い寝なんてしません!」
「えー、いーじゃんいーじゃん、ここは修学旅行気分でさ〜、ほら、早く着替えて」
「ひゃ…やめて下さい…一人で着替えれますから、ちょっと待って下さい!」

先生はそう言うと服を脱ぎ始めた、肌が白い身体も細い…少し力を入れたら壊れてしまいそうだ…

「あの…」
「ん?なに?」
「あんまり見ないで下さい…その…恥ずかしいです…」
「あー、ごめんごめん」

死体さんはそう言うと身体の向きを変えた、それから1分くらいたっただろうか後から声が聞こえた

「着替えました、もういいですよ」
「あ、そう」

死体さんはまた向きを変えた

「…やっぱ先生細いね…」
「へ?なんですかいきなり…」
「いや、なんでもない」
「なんなんですか一体」

先生はクスリと微笑んだ

「まぁいいや、早く寝室いこ」
「あ、はい」

そうして2人は奥の部屋に入っていった、ここは前も見た事あるけど、やっぱり広い、部屋に入るとすぐに目に入るのがベッドだ、おそらく4人くらいは寝れるであろうその大きなベッドはやはり何度見ても見慣れない。

「死体さんはベッド使って下さい私は下でも寝れます」

先生はまた微笑むと毛布を引き出しから取り出した

「え?先生下で寝るの?」
「え?だって他に寝るとこありませんし…」
「いや、あるじゃん、ここ」

そう言うと死体さんはベッドをポンポンと叩いた

「え?死体さんが下で寝るんですか?いや、いくら知ってる人でも下で寝かすことは…」
「いや、違う違うこれざっと見れば4人くらいは乗るよ?2人くらい余裕でしょ」
「え…それってまさか…」

ー、先生鈍いな、一緒に寝ようって話だよ」

その言葉を言って先生は白い頬を赤く染めた

「そ…そんな!寝るわけないじゃないですか!」
「え?いいじゃん、女と寝る訳じゃないし」
「そ…そう言う問題ではありません!」
「まあいいのいいの、一人で寝ると俺寂しいじゃん」
「わあっ!?」

死体さんはそう言うと先生の手首を掴み、ベッドに引き込んだ

「何するんですか!離してくださいよ」

先生は死体さんの腕の中で暴れたが、身長も体格も違うせいかびくともしなかった、先生もそれを理解したらしく次第に大人しくなった。

「……離してください」
「そう言ってる割には顔真っ赤だよ、恥ずかしいの?」
「やっ…見ないで下さい…」

先生は手で顔を隠そうとしたが一足先に死体さんに両手首を掴まれてしまい涙目で真っ赤な顔を見せつけてしまう結果になった

「やだ…みちゃダメです…」
「かわいい…」

死体さんはそう呟くと先生の薄い唇に口付けた、先生はびっくりし、声を出そうとしたけど、その少し開いた口から舌が進入した、いやらしい水音だけが部屋に響き渡り、堪らず先生は目を固く閉じた、その時、やっと死体さんが口を離してくれた。

「ぐ…ぷはっ…」
「もしかして、先生ってキス初めて?」
「な…何するんですかぁ…」
「なにって…キスだけど」
「そんな言葉をよく真顔で言えますね…」
「だって先生があまりにも可愛いからな…」
「ひゃっ…やめて下さい」

死体さんは先生が着ている上のスウェットの中に手を這わせ、胸の突起を摘んだ

「やっ…」
「先生の乳首固くなってるね、感じてるの?」

そう言うと死体さんは先生の手を掴みベッドに押し倒した。

「ここもかな…」

死体さんは先生のズボンの中に手を入れた

「な…何するつもりですか…」
「いや…ここ…感じるんかなってね…」
「えっ!?え?」
「痛いけど…我慢して…」

そう言うと死体さんは先生の後孔に指を第一関節まで挿れてみた

「いっ…やっ!?ちょっとどこに指…何してるんですか!やめて下さい」
「元気いいね、その調子なら大丈夫そうだな」

死体さんは指を第一関節から第三関節まで一気に押し込んだ

「やだ…いっ…痛いです!抜いてください!」
「大丈夫だよ…すぐに良くなるから」
「ひっ…動かさないでくださ…ひゃ…」

先生は死体さんの背中を無意識に引っ掻いていた、それに合わせて先生が強く引っ掻くたびに死体さんはお仕置きとでも言うように後孔を掻き回した。

「先生の中、すっごい締まってる、もうグチョグチョだよ…」
「や…だ…言わないで下さい…」
「ん?ここ…」

死体さんは先生の後孔をかき回しているうちになにかしこりを見つけた、死体さんはもしかしてと思い試しに指の腹でそこを押してみた、すると…

「い…ああああっ!」

先生は死体さんの背中をひときわ強く引っ掻いてきた
ここか…前立腺…

「どうしたの?せんせ。」
「こ…こに触れたらなんか凄い変な感じに…ビクッて…」
「そっか、じゃあもっと触ってあげるよ」
「え!?や…それ以上触られたらおかしくなっちゃ…」
「いいよ、おかしくなって、先生の感じてる表情、見して」

そう言って指を何度も指を出し入れしながら曲げ、前立腺を刺激していった、先生はそれに合わせて甘い喘ぎ声をもらした

「かわいいな、先生のそんな表情初めてだ」
「ぬ…抜いてください…出ちゃいます、苦しいです…」
「出していいよ…」

死体さんは先生のズボンを下げた

「や…抜いてください…」
「出したらね…」

また死体さんは前立腺を引っ掻いてみた

「まって…ああぁぁっ!や…」

先生は身体をビクビクと震わしてシーツに精を放った。

「先生、生きてる?気持ちよかった?」
「身体が重いだけです…ばかぁ…」
「せんせ」
「…なんですか」
「挿れていい?」

あまりの死体さんの突然の言葉に先生は驚愕した

「そ…そんな、挿れるってまさか」
「そう、後ろにね」

その言葉を聞いた瞬間先生は顔が一気に赤くなった

「や…じょうだんでしょう…」
「…こんな状況で冗談なんか言わないよ」
「だってそんな…入らないです…」
「大丈夫だよ、ちゃんとほぐしたし」
「そんなぁ…」
「大丈夫だよ、先生なら」
死体さんは優しく微笑んだ、その優しい笑みに気が緩んだ気もした。

「…今日だけですよっ…」
「お、さすがー、じゃ、挿れるよ」
「い…痛くしないで下さい…」
「んー、努力はする…かな」

すると先生の後孔に死体さんのペニスがあてがわれた、とても熱い、死体さんはゆっくりと先生の身体に埋めて行った。

「っ…!やぁ…いた」
「ごめんね、痛い?でもどっかに良いとこあるらしいから、我慢」

そう言うと死体さんは一気にペニスを挿し込んだ、先生は声を上げ、身体を弓のように仰け反らした、それを合図に、死体さんは腰を激しく振った。

「ゃあ…死体さっ…ゆっくり動かしてぇ…」
「あ、ここ」

奥を突いているとしこりを見付けた、もしかしてと思いそこを突いてみたら

「あああぁぁぁっ!!」
「ここか…」

死体さんはニヤリと笑い、またそのしこりを何度も突いた

「やっ…死体さっ、そこ、強くつかなっでぇ…」

先生は口では拒んではいるものの全身を駆け巡る快楽に身を震わせることしか出来なかった。

「やっ…イッちゃいますっ…抜いて…!」
「イッてもいいよ、おれもそろそろイくから」

死体さんは静かにそう呟くとペニスをギリギリに引き抜いて一気に奥へ突いた

「クッ…あうぅ…」

先生は情けない声を上げ精を吐き、自分の腹を汚した。

「せんせっ…俺も…」
「ハァっ…死体さん…」

すると死体さんはさっきよりも強く締まった後孔の中に精を放った、先生は身体をビクビクと震わせ、死んだようにパタリと意識を失ってしまった






どれくらい経っただろうか…先生は意識を取り戻し重い瞼を小さく開けた、そこには心配そうな顔の死体さんがいた

「先生…大丈夫…?」

喋ろうとしてみたが意識が覚めたばかりで言葉が出てこなかったので微笑んで頬を撫でた、死体さんは子供のような笑顔に変わり、もう一度先生を強く抱き締め、呟いた。

「大好きだよ…」




先生は死体さんの頬を優しく撫でた。

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