REBORN!!
□確信と忠誠
1ページ/2ページ
『ボンゴレ……十世……?』
ドッ
「え……!?」
僕は倒れながらも言葉を絞り出す。
『やっと……、あ、え……た…』
これで何か勘付いてくれるか?……ボンゴレ……デー……ち、も……
ぷつっとそこで意識が途絶えた。
「……いま…この子、ボンゴレ十世って……!!って、どうしよう…!早く助けなくちゃ……」
・
・
・
・
あぁ、あれからどれだけ時間がたったんだ?
ボヤける視界に二つの影。
ゆっくり目を開けるとそこには……
『……ボンゴレ十世と、トライデント・シャマル…!?』
「やっとお目覚めか、Mare solitario(孤高海)」
「…!良かった!目が覚めたんだね…!」
『………あ…え…… ボンゴレ十世?」
「え!?いや……俺まだなってないし……っていうかなる気ないし……その……まぁ、合ってる?のかな」
『やっぱり……。………………。』
ボンゴレ十世と聞いて僕は黙り込んだ。
「?;」
「……」
一つ、疑問がある。
『ボンゴレ十世……一つ聞きたい……」
「な、なんですか?」
『なぜ……僕を助けた?
会った事もないのに……なぜ……見ず知らずの僕を…?』
「え……そ、そんな!初対面とかそうゆうの関係ないです……。
だっ、だって、目の前で倒れてる人をほっとくなんて、
普通できないよ…!」
『……フッ、そうか。ボンゴレ十世……』
僕はゆっくり体を起こし、床に足を付く。
「あ、起き上がったら…!」
片膝を付き、ボンゴレ十世……もとい沢田綱吉の手をとった。
「へ、」
『……ボンゴレ十世。我が心身を捧げます。今ここに、ボンゴレ十世に忠誠を誓う』
「ククッ」
「え、え、……えええええ!?」
シャマルは喉で笑い、十世は驚愕の声をあげる。
『…』ニッ
そんな光景を見て、片方の口角が上がる。
「よぉ、久しぶりだな。梨沙。」
『あ…お前……』
赤ん坊のような声に振り返ると、ベットの上にあいつが立っていた。
そう、最強のアルコバレーノ。リボーン。
「フッ、良かったなツナ。ファミリーが増えたぞ!」
「いや……よくない良くない!お前、これ以上周りを巻き込むなよ!」
「いや、こいつははじめから守護者になる運命何だ。
それに、そんなこと言ってもそいつは去らないだろ。」
『当たり前だ。誓った忠誠は取り消さない』
「ええぇ?!」
「俺もそう思うぜ。このかわい子ちゃんは見た目によらず頑固だからな」
『……相変わらずの女たらしだな。シャマル。そのウザさも変わらん』
「久々にあったのにひでぇー言いようだ。困ったなぁー」
『困ったじゃねーだろ。はぁ、本当マジうざい出てけ変態』
「おうおう。前より毒舌になってんなー」
『フンッ、そうか。………まぁ、一応礼は言っておく。ありがとう』
「何だ、ツンデレか」
『違う。アホかリボーン』
「えぇ…あ、あの……」
『んっ?あ、悪い。さ、それで?僕を仲間にれてくれますか?』
「ええっ、え、っと、…で、でも、俺はこれ以上周りを巻き込みたく無いし……」
『。。そうか。じゃあ質問を変える。
ボンゴレ十世は、守護者のこと、ファミリーだのマフィアは関係なく友達だと思ってんだろ?』
「え、は、はい」
『じゃぁ、』ニッ
「?」
『俺……失礼。僕と友達になってください。ボンゴレ十世。』
,「…!勿論!」
「やられたなツナ。こいつの方が一枚上手だ」
「……え?」