覚書


◆no title 

わかってた
最初から
この理由が無いことは
理由が無いと
なんで動いてるか
なんで話すのか
なんで言葉が生まれるのか
なんで普通を装うのか
なんで今生きてるのか
全部全部
わかんなくて
恐くて
いられないから

勝手に理由を付けた

実際考えると
自分を問い詰めると



何も無い

ただの空っぽで

前までは在った筈の理由が薄っぺらいカバーのようにかぶさっているだけで



私に何がある

何も無い

雨なんて嫌いだ
夜なんて嫌いだ
人間なんて嫌いだ
生きてる物全て嫌いだ



思い出なんて
記憶なんて

確かでも曖昧な哀しい頭の産物じゃないか




鬱病
病み
メンヘラ

うざってえ
そんなんで片付けんな
言葉には意味がある
知らないことに恐怖を覚える人間が必死に作った言葉には
全部
意味がある



私は私だ

狂ってるってなんだ
おかしいってなんだ
キチガイってなんだ

ただみんなの考えと違うだけだろ
みんなの基準からずれてるだけだろ



私は狂ってない
鬱病じゃない
病んでない
メンヘラじゃない

わがままってなんだよ
私の気持ちを
私自身を
全否定するくせに
私を好きと言いながら
いらない部分の私を知ろうともしないくせに

好きじゃないのに
恋人ごっこしてるのに



わがままってなんだ


私が悪いのか
感情を持つ
私がいけないのか
人形にならなきゃいけないのか
御飾り
アンティーク
ロボット
ダッチワイフ




魂はいらないのか

それならあの時になくなりたかった



好きなんて感情
人間らしさなんて
私なんて
全部
あの人がいなくなった時に一緒になくなった

あの人ってなんだ
あの人って

私が唯一
私の唯一




あの人あの人あの人あああああああああわたなべわたなべりゅうきべべさん

2010/01/05(Tue) 03:29

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