nora体験記
□noraのため息
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●本音
寂しいよ･･･
淋しい･･･
いつも平気なフリしてきた
いつも平気なフリが出来てた
小さい頃からずっと･･･
好きな人、好きな物、好きな事の為なら
いつだって、何だって
当たり前のように我慢できた
独りになるのが怖くて何でも許せた
感情だって殺してきた
傷つくのが怖くて
見ないフリしてきた
そして
見つからないよう何かに隠れてきた
置いていかれることが怖くて
「一人がスキだから」って
自分から一人を選んできた
周りや、自分自身にそう言い聞かせて
いつでも笑ってきた
だから
泣くときも
倒れるときも
いつも独りの時…
それでもよかった…
恋愛が全てだった
恋愛が私の生きている意味
人生そのものだった
一度目の恋は
ぶつけ合える事、必要とされる事を知った
安心出来る場所、幸せな時間
尽くす喜びを知った
自分の中に
女らしい部分
甘い部分が存在する事
初めて知った
そして
裏切り
不誠実
「愛してる」の言葉にニセモノがある事を知った
次の恋は
温もり、やさしさ
何気ない中に幸せがたくさんある事を知った
スキで好きでたまらない気持ちが
幸せであり
苦しいという事も･･･
存在そのものが幸せであり
力になる事
そして
恋愛に自分を見失う事
誠実さ、正直な言葉が残酷である事
優しさは無責任の逃げ道になる事
好きなだけではどうにもならない事
スキだから諦める事を覚えた
絶望する前に期待することをやめた
キモチを殺すために
触れることをヤメ
触れられることを拒んだ
何度話し合っても
何度許しあっても
どれだけ望んでも
終わりが来ることを知った
終わりが怖くて
恋愛出来なくなってた
一人がこわい
独りが
傷つくのが
置いてかれる事、終わる事、絶望する事
こわい…
昔よりも
もっと
怖いのに
平気なフリも出来なくなってしまった
見ないフリなんかしたくないって気づいてしまった
私を見てほしい
絶望したって
終わりが来たって
傷ついたっていいよ
本当は恋したい
好きな人に触れたい
触れてほしい
素直になりたい
まっすぐ
まっすぐ
正直になりたい
自分に
愛に
愛する人には･･･
それだけは
嘘つきたくない
。