BITE ME!!

□第一話:娼婦失踪事件@
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考えてるうちに例のイヴァンの店に着いた。

ドアを開けて店の中に入る。

中には美人なお姉さんがたくさんいた。


・・・スタイルいいなおい。


私が彼女等のスタイルをガン見していると、ボンキュボンなお姉さんのうち一人が私の元へ来た。

「これは、#NAME1##・#NAME2##様。お待ちしてました。話は聞いてます。こんな物でよろしいですか?」


彼女が出してきたのは、ハンカチ。

私があらかじめ、いなくなってしまった人の使っていた物なんかあれば頂戴とイヴァンに言っていたからそれなんだろう。

ピンクの花の刺繍が施された綺麗なハンカチだ。


「ありがとうございます。では」


私はさっさと仕事に取り組むべく、軽く会釈してからその店を出た。

人があまりいなさそうな手ごろな路地裏に入り、足を止める。


「さて・・・」


ピィーーーーー


人には聞こえない、犬笛を吹く。

すると、数匹の獣の足跡がこちらへ近づいてきた。

全員私の部下。

街を歩く際はそばには2匹しか連れていなかったが、他にも10匹ほど連れてだし路地裏各場所に待機させていたのだ。


「んーーーいい子っ」


私の元に集まった犬達の頭を順になでる。

続いて、さっそくさっきもらってきたハンカチの匂いをかがせた。

私を中心に円陣のようなものが出来る。


「・・・覚えた?」


数秒待ってから、声を掛ける。

それに覚えたと返事を返すかのように彼らは顔を上げた。

―――よし。


「探せ!!!」
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