-+夢+-
□黒く輝く。
2ページ/4ページ
ピピピピピーー
目覚ましが鳴る
一人暮らしのため、誰も起こしてはくれない
「ふあ、、あー朝だ…リハかー。さ、準備して出掛けますかっ」
───────
「おっはよーございまーす!今日もよろしくお願いします!」
「おはようございますリサコさん」
来週からの全国ツアーの最終公演は東京ドーム3daysということもあり
皆気合い十分だ
スタッフに挨拶をしつつ、ステージに立つ
「はい、じゃ、一曲目入りまーす!」
「〜♪愛しさの傷口は羽を無くした鳥のよう♪」
一曲目のフレーズを歌い始めた、
…そのときだった
ピタ、と曲が止まり
音が聞こえなくなった
「〜♪………え?何…これ…音が止まった?」
しかもスタッフの人すら動かない
まるで時が止まったかのように
「……わっ!!ちょ!?きゃあああああー!」
と、混乱状態のさなか、自分の真下に大きな穴が出来
当然、落ちるるるる〜!←
叫びながら落ちていたらフワっとしたものの上に着地
「きゃあああああ……わわっ!ナニコレどうなってんの!!」
パニクっているとひとりの少年が現れた