Noi Incontrammo

□第2話
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『何なの!?もう!!』

コハクは走っていた
町の中を彼らに見つからないように

それは遡ること数時間前ー



ーーーーーーーーーー

コハクは教会を出て市場に来ていた

体中が痛い…
夜は布団とかないから寒いし…
早く何とかしなきゃ

言葉が通じそうな人いないかな

比較的近場で大きな声がした

声のする方を見るとスーツを着た男が明らかに私を指差している


『え、何!?』


固まっているとその近くにいた男たちがこっちに向かって走ってきた

とっさに私は反対方向へ走り出したのだった


そのあとはご覧の通り追いかけられ続けている
撒いても撒いてもしばらく休んでいると誰かに見つかる

指名手配でもされているのだろうか?

アルカナファミリア内で捕獲命令が出されてるとも知らず、逃げるコハク

捕まってあげても良いんだけど、何されるか分からないしなぁ…


「待て!!」


何処かで聞いたことのある声だと思い振り返ってみると、昨日の青髪くんが物凄い形相で追いかけてきていた


『ぎゃー』


とっさに路地裏に逃げ込む

適当に進んで行くと前から薄い髪色の少年と赤い髪の少女が現れた
後ろには青髪くんが迫ってきていた


は、挟み撃ちとは卑怯な…

狭い路地裏
どうしようかと悩んだ結果、自分を信じてあれをやってみることにした




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