キューティクル探偵因幡

□お泊まり?いやいや
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『ん・・・』

目を覚ましたら、抱きしめられていた。
あれ、でもなんか匂いが違う・・?


あれ


洋の髪が白い・・?



「ん・・起きた?」

『遥さんっ?!?』


そう言って微笑んだ遥なのだが・・・

あれ、昨日私何してた?

確か・・洋の家で寝て・・それから・・・?
何で遥さん?

何で遥さんの布団??


何で野羅家ェェェエエッ?!!

「びっくりした?」



そう微笑む遥さん。正直、心臓に悪い。

綺麗な笑顔は鼓動を速まらせるのだ


『な・・何で遥さんが・・?』

「知りたい?」

『は・・はい』

「・・それはね・・





内緒。」


たっぷりの間をあけた癖に内緒と唇に指をたてる遥さん


「あー来ちゃったぁ」

『え?』


バダッ


ドアが開いた先には弥太郎。


「夢の匂いに敏感すぎ」


遥はそういってニヤリと笑う


「せっかく夏希に弥太郎にバレないようにコッソリ夢を連れてくるように頼んだのに、弥太郎は匂いフェチすぎて困ったな」


そう笑った遥

「あとムッツリ」

「ッ!」

弥太郎はちょっと顔が赤くなっている。動揺しているようにも見える。
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