キューティクル探偵因幡

□シャンプー
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『ん・・・・。』

目が覚めると、目の前には天井。
見たことがあるような・・・ない。・・・ような・・・??


「・・夢」

『ぁ・・いな・・・洋・・』

「悪かった」

『ええええ??』

起きたとたん、目の前には頭を下げる因幡さん。
一体何が・・・??

「辛かったよな・・・マジごめん・・・。」

因幡さんは鬱オーラのことを誤ってるみたいだった。

『・・・あ!  気にしないでくださいよ。もう平気ですから』

そう笑えば、微笑んで
サンキューな
と頬を染めていた。

「それで・・・だな・・・」

『ん??』

「シャンプー・・・」

『あ、する?』

「うん!!!!」

キラキラ輝く因幡さんのめた、新しいものを見る子供のような目。

私は、クスリと笑って事務所を出た。

「あれ、夢さん事務所出て行っちゃいましたよ??」

「嫌われたんじゃないですか〜?」

「そんな!!!!!」

バァン!!

「夢〜〜〜〜〜!!!!!」

急いでドアを開けた先には
もう誰も居なかった。

「あ〜、嫌われちゃいましたね。因幡さん」

「ぐすん・・・」

「やらし〜こと考えてるからですよ。」

「ぐすん・・・考えてないもん・・。」

そんな取引が10分続いた頃。

『ただいまぁ〜♫』


「夢〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!」

ギュウウウウウウウッ!!

『わわ!!因幡・・・さん??』

「ひ・ろ・しいいいいいい!!!

嫌われたかと思ったんだからなぁぁぁ!!ばかああ!!!」

『ええ??あ・・・・ごめん・・・なさい・・・??』

「分かればよぉぉし。」

なでなでなでなで・・・・

「ところで、夢さん、どこいってたの??」

『え??ああ、水着を取りに・・・』


「「水着だとおおおおおおお!!!!???」」


『え??・・・はい・・・・』
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