NARUTO
□第三章 お前を助けるために
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『・・・ッ!!』
ぼーっと空を眺めているとただならない殺気に気づく。
「あら、私の殺気、気付かれちゃったみたいねぇ」
『あなたは・・・』
見たことのない顔。
知らない姿。
「私は大蛇丸よ」
『おろち・・まる・・?』
そのとき、ナルトの言葉が蘇る。
【じいちゃんは・・五年前に大蛇丸に・・・】
『お前かァァァアアッ!!』
「あらあら」
コイツに殺されたんだ。
火影様はコイツに・・・
『あんただけは
絶対許さない』
怒りが涙に変わって流れ出す。
「そんなに眉間に皺寄せないでちょうだい。可愛い顔が台無しよ」
『うるさいッ!!』
何でこんな奴に負けちゃったの?
火影様・・
「今日はあなたに用があってきたのよ」
『私に・・?』
「えぇ。」
不適な笑みを浮かべ、笑う奴は正直気持ち悪い。
「えぇ。サスケ君があなたに会いたがってるのよ」