NARUTO
□少年期 〜出会いそして別れまで〜
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ザー・・・・・ザー・・・
降る事を止めない豪雨。
まどから外を見渡せば、誰も外には出ようとはしてなく、
ただ、家の明かりが立ち並んでいた。
そんな中・・・。
私は小さな人影を見つけた。
こんな豪雨のなか、傘も差さないその人影に、私は目を見開いた。
『アレはダメでしょ・・・!!!』
そういって家を飛び出した。
一つの傘を片手に。
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『っちょ・・・!!まって!!』
「・・・・??」
ずぶぬれの少年はおびえたように振り返った。
とりあえずこのままではいけないと思い、
少年に手を伸ばして
『おいで』
そういった。
しかし
「行かない!!!」
パシンッ!!