txt
□黄瀬君と黒子
2ページ/4ページ
Γテツ…!お前いつからそこに…!便所行ってたんじゃねーのかよ!!」
Γ黄瀬君がボクの不満を言って、青峰君が怒っているところ辺りから帰ってきてました。」
Γほぼ最初からじゃねーか…」
青峰は自らの迂闊さに落胆した。彼が黄瀬への不満を今まで我慢していたのは黒子にそれを気付かせないようにするためでもあったのだ。
Γ良いですよ、落ち込まなくて。本人からも直接才能無いとか言われてましたから」
Γアイツ…!ぶち負か…」
Γけど、黄瀬君はボクに不満を言いながらもこれまで練習を続けてきました。」
Γ…?」
Γつまり彼とボクにも共通点があるということです。」
黒子は分かりにくい比喩を使って話すことがままある。青峰には彼が何を考えているのか分からなかった。
「青峰君はやっぱり脳みそ筋肉で出来ていますね。」
「おい」
黒子は静かに微笑んだ。
黄瀬はバスケを裏切ることはないのだ。