立海大附属
□学校のお時間
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【学校のお時間】
「ちょッ///弦一郎っ!」
「ん?どうした??」
「どうしたじゃなくて//ここ学校ッ!!」
「あぁ、知ってる。」
真田弦一郎、付き合う前は知らなかった彼の本性。
「…なぜ、あたしはあなたに押し倒されているのでしょうかね?」
「……良い匂いがしたから…と、いったところか?」
眉間にシワを寄せ、少し悩んだ素振りをしたものの、まともな考えには辿り着かなかった模様。
また振り出しに戻ってしまった。
「だーあッもう!!とにかく降りてっっ//!」
「フッ……どうするかな…」
「はーやーくッ///!!」
怪しげな笑みを一瞬見せ、優しい表情へと変わるにつれ段々近づいてくる。その意味を察せざるを得ないあたしは、困りながらも目を瞑る。
「本当に…可愛い奴だ」
「ばか…」
弦一郎の大きな手のひらがこうやってあたしの頭を撫でる。
このキスが始まりの合図のように、弦一郎は何度も何度も優しくあたしにキスをした。
「もういい加減慣れたな?」
「無理」
「力は抜け…今日は俺がする。」
そんな変態発言があたしを興奮させ、身体の奥が変に熱くなってくるのが分かる。
「な…なんで、そーゆー事言うかなぁ///」
お互いに笑みが溢れた。あたしは自然と力が抜け、抵抗する気を完全に無くなってしまう。
「この方が感度が良いからな…」
「あっそ…」
「続き、良いか?」
「……良いかって……普通聞く?」
絶対に赤くなっている顔。あたしは恥ずかしくなり、ちょっと睨みがちに弦一郎を見上げる。
「で?良いのか??」
「ん……どーぞ///」