召霊騎士

□2章 魔法学院入学
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遂に謎の先生、シーイング先生の水の初回授業
楽しみだなぁ、どんな授業すんだろ何て考えているとシーイング先生が入ってきた。

「今日からあなた達の水の授業を担当するシーイングです。
授業を始める前に言っておきますが、分からない部分があれば質問してくれて結構なので、挙手してください。
それでは授業を始め「ちょっと待ってください!」はい、何ですか?」
「やっぱり同い年くらいの貴方に教えられるというのは納得いきません!」


やっぱこういう意見が出てきたか……。
つうか先生を批判してんじゃねーよ。

「ならどうすれば納得しますか?」
「まずシーイング先生のクラスは何ですか?」
「云えば認めてもらえるなら云いますよ、
水のスクエアです」


シーイング先生のクラスを聞いて半分くらいの生徒が納得した。

「そうですか……なら実力はあるみたいですね」
「でも私は貴方を教師として見れません」
『何様だよ』
「それはこれから僕の授業を受けていく中で認めていってください。
 僕自身も先生として完璧でないので、成長しなければ成りませんしね?」

『いやぁシーイング先生は良い先生だよ、
少なくとも現世ではこんな良い先生は居なかった』


…………………
あと気に為る事が一つ、
タバサが本を読んでいるのに気付いたのに何も注意すらしなかった。
まるで当たり前だといわんばかりの対応だ。
それが初めの授業だから自分に興味が無くてやっているのだと思っているか

それとも…

ゼロの使い魔を知っている転生者か

前者であってほしいな。

後者だった場合のために少し仕掛けて見るか。

無難に面白い授業いやめっちゃ面白い授業が終わり、
シーイング先生が
次回はヒーリングと秘薬の活用についてやるからねと言って帰ろうとしているので後を付けた。

二回、角を曲がったところでシーイング先生がこちらを振り返って
「何か用かな?」
と一言

あれっ、ばれてた。

「ばれてたじゃないよ
まったく」

『まぁ用といえば用かな』
何?と聞き返されたので
『いやぁ先生ゼロの使い魔って本知ってる?』
「随分あからさまだね」
『って事は
まさかの転生者かな〜』
「君もだろヴァリエールの少年」
………
『それもばれてたか〜
僕の名前はメイル、メイル・クレイル・ル・ブラン・ド・ラ・ヴァリエールです。』
と礼をしながら言ってみる。

先生は苦笑しながら
「気付かれない様にしてたつもりなんだけどなぁ
…………
参考までに教えてくれるかな」
なんて言ってきた。
『タバサが本を読んでいるのに気付いたのに何も注意すらしなかった。
まるで当たり前だといわんばかりの対応だったからだよ。
況してや今日は初回だよ
普通注意位しないと変だよ』
「……………」
『まぁ転生者なら
タバサの過去を知っているし
過保護になるのも分からなくないけど』

………

『先生、一つ聞いても良いですか?』
「あっはいどうぞ」
『先生は味方それとも敵?』
「…………そうだね
少なくとも君側につくかな
君の方が強そうだし」
………………………

『なんすかその理由』
「僕の能力は人の能力を文字と数値に置き換えられる。
例えば君の召喚術やスキルなど全部わかるよ。」
『へぇ〜便利ですね。
じゃぁ一度その人を見れば使える術と身体能力が分かると、
てことは対策練りやすいじゃん。』
「まぁそういう事に為りますね。」
『てか僕結構召喚術忘れてるんですよ。
で召喚辞典欲しいなって思ってたんですけど、
大丈夫そうですね。
だって先生がリアル召喚辞典ですから。』
「っひどいな(泣)」
まぁまぁと云いながら
他にも能力あるだろうなと読んでいたら、
「鋭いね、
メイル君は
……じゃぁメイル君に問題
もう一つ能力は何でしょう?」

もう予想がついていたので大きな声でハッキリ云った。
『読心術』

正解!と先生は満面の笑みで答えた。

今度は脅し口調で
『あともう一つ索敵スキル』
「…………」
『でしょ。
僕最近分かったんだけどパーティ能力まで使えるらしいんだよ。
「戦闘分析」もう解るよね。
先生』

「……………」
うんと云って頷くと
「やっぱ君側に着くことにするよ、
僕も死にたくないからね。」
と云った。

ならいいけどと思いつつ
『じゃあ先生また』
「あぁ授業に遅れないようにな」
『は〜い』
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