召霊騎士

□1章 少年時代2
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ルイズとアンリエッタ姫はメイルを探すため侍従に黙って外に行ってしまった。

それを見ていたカリーヌはさすがに何かあると不味いので、メイルの偏在に声をかけた。

『メイル、あの二人が外に行ってしまったわ、
何とかして連れ戻しなさい。
いいわね、絶対よ。

若しも二人に何かあったら………』
『わ、分かりました、ですからその先は言わないでください
云ったら連れ戻す前に意識が連れて行かれそうなので、
それでは行ってきます』



…処変わって庭園…



いないわねぇ、そうねと呟く少女二人の後ろを付ける不穏な影


『いない、見つけないとやばい、いろんな意味で、


一つは俺自身がやばい、もう一つは原作が崩壊する』

……………………………………………




いた、そう呟く俺に新たな恐怖が浮かんだ
なぜなら…
……………


二人の後ろに杖を持った、呪文を微かに唱えるメイジが二人居たのだから。

『ヤバい』

俺は駆け出した。

間に合え、願いながら


『あっそれならスキル
雄叫びと大声を使えば何とかなるかも』



呪文のしていた二人のメイジは此方に気づき、
集中が切れ呪文が中断された。


『よし思った通り、二人ともこっちに来るんだ』

ルイズとアンリエッタ姫はようやく理解出来たらしく全速力で駆けて来た。


『きみぃ、正義のヒーローのつもりかい』
『そうそう調子乗ってると殺すよ』

『二人とも目を瞑ってて』

「生憎殺されるつもりはないんでね」と云いながら
『「魔天兵ベリエル・月下封陣」 「鬼神将ゴウセツ・鬼神烈破斬」』

霊弓を持つ魔天兵と大剣を持つ鬼神将によって霊弓の矢と45連撃という鬼の斬撃を受け、
叫ぶ間も与えず、
二人のメイジは見るも無残な物へと化した。


二人は目を瞑っていたので残骸を見ずに済んだ。


『はぁ、姉様もアンリエッタ姫も勝手に外に出たらだめだろ、まったく、俺が間に合わなかったら殺される所だったんだよ』

『『ごめんなさい』』

俺は分かれば良いと云う様に頷いた

『あと二人ともこの事は誰にも云っちゃ駄目だよ。
余計な心配を他の人に掛けないようにする為にね』

『『はい』』

さっ戻ろうかと声を掛け二人を無事に何事も無く連れ戻した。


〜アーパー姫(アンリエッタ姫)&バカ姉(ルイズ)side〜

そろそろ帰らなきゃまずいねと話ていた時
突如メイルの雄叫びが聞こえ、真後ろから『ちっ』と聞こえた

怖い、殺されると思い、咄嗟にメイルの方へ逃げ出した。

『二人とも目を瞑ってて』が『二人とも大丈夫だよ』に聞こえ二人は、安堵していた。
いつの間にか、戦闘は終わっていた

『メイル(君)ありがとう』

二人が云う前にメイルの説教が始まった

〜side out〜
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