阿部と魔剣士(仮)

□第二章
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スカールとの対戦の次の日

ヒロシと師匠は出会った場所である、
公園のベンチで待ち合わせた

ヒ『おはようございます、師匠』

師『おはようございます、
じゃねぇだろ?
もう昼だぞ?ん??』

ヒ『…おそようございます
そして、すいません』

師『その言葉が先だろうが
投げ飛ばされたいのか?』


はい、皆様のご察しの通りでございます
ヒロシは…

ア(寝坊しちゃったんだなぁ
これが)

師『言い訳があるなら聞こう…
初日から遅れてくる、それ相応の言い訳をな…』

ヒ『えーっと…
昨日は疲れてたんで、
早く寝ようと思ってたんです。
いやぁ、なんつーか、テンションが上がっておりましてですね、
特に、あのような素晴らしい戦いを見たあとだと、
興奮して、戦ってる自分とか想像してしまいましてね、
そんなこんなしてたら、全然寝れなくて、
夜遅くに寝て、爆睡した次第であります…』


ア(…それアウトだろ!!)

師『…許す!
戦いのことを考えていたなら許す!
ただし、戦いのことを考えるなら
今度からはイメトレじゃなく、実践を優先しなさい』

ヒロシは拍子抜けしたが褒められた気がした


ヒ『え?!
あっはぃ
…頑張ります、師匠!』

師『頑張りますじゃなくて、やれ!』

ヒ(うーん、やっぱりこわい…)

ア(この師匠、ツンデレ?!)




…って

ヒ『強くしてくれるって言ってましたが、
実際、何するんですか?』

師『もちろん、基礎からだ』


ヒ(…基礎?
腕立てとかか?
つまんなそー)

師『腕立てなど、自分でやれ』

ヒ(だから、なんで心が読めてるんだよ、アンタ…)
ヒロシがそんなこと思ってるのはお構いなしに、
師匠の言葉は続く


師『魔法の基礎全てをお前に叩き込んでやる』
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