short. REBONE
□you don't notice
2ページ/6ページ
あの日は
偶然にも信号がすべて赤で
踏切も貨物列車のせいでなかなか開かなくて
道を訊ねられたりで
人生初の遅刻をした
「どうしよう…」
閉まってしまった校門のまえでおろおろしていると
1人の男の子が近づいて来た
「遅刻するなんていい度胸だね」
「ひ…雲雀さん…」
並盛最強の男
風紀委員長の雲雀恭弥だった
「…これには訳があって!」
雲雀さんは遅刻に厳しいと聞いた事があったから、必死で言い訳をした
でも
「しってる」
「…ぇ?」
彼は門を開けてくれた
そして
動けないでいる名前に
「一限目数学でしょ?
急がないと授業わからなくなるよ」
と言い残し
校舎へ戻って行った
.