white flower
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シャワーを浴びて血を流した名前は
呼ばれた部屋に向かう
何回か迷子になりながらたどり着いたそこは、ヴァリアー幹部しか入れない応接間だった
きちんとノックをしてから
扉を開く
「やっと起きたようだね」
「名前♪ここ」
言われるがままベルの隣のソファーに腰掛ける
目の前にはスクアーロさんがいて
小さな紙を机の上に置いた
「さっそくだが…
名前の試験は合格だ。
この契約書を書いてこい」
「合格…」
でも…
「私…あまり記憶がないんですけど…」
乗り込んだあとから記憶が曖昧で…
「あぁーだろうな」
「名前暴れたらしいね」
「うそ⁉」
「本気で覚えてねぇの?」
「うん…うろ覚え?」
「聞くか」
聞く?
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