white flower
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「ゔぉぉい‼」
と言う
今までされた事のない
起こし方をされた
「ん…もう少し…
あと30ぷん…」
「長ぇ‼起きろぉ‼」
朝イチの大音量
それは睡眠時間2時間の脳には
深い深いダメージを与えていく←
「なんだ?あの後すぐに寝なかったのかぁ?」
「ベルさんが…」
「ベルが?」
「『この部屋で目をつぶって
次開けたとき何が見えると思う?
ししっ♪
血まみれの女が見えるんだぜ』
って…」
あのバカ…
スクアーロは頭を抱えた
「で。寝れなかったのか」
「いや…
基本見たこと無いものは信じないので、すぐに寝れたんですけど…」
「(以外と肝の座った奴だな…)」
ふと…
名前の顔が曇る
「そのあと
夜中にふと目が覚めたんですけど…
いたんです…
私の目の前に…
血まみれの
そう
ちょうど
あなたの後ろの彼女みたいに
青い顔をした女性が…」
スクアーロの肩に
ぽんっと
細く白い手が置かれた
それはもちろん
名前のものではなく…
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