星くず

□手の先に
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あの星に 手を伸ばす
届かなくて もどかしい
それでも 手を伸ばすの
君に届きたいから

一生懸命背伸びして
君との距離を縮めよう
それを君は阻止するの
「おまえはおまえでいい」って

それに甘えるアタシ
君には勝てない
そんなアタシに君は
微笑みかける

君の隣にいたい
のどで言葉がつまる
言葉じゃ言えないから
アタシも笑顔をかえすの

君が星ならアタシは小石
輝く君を見上げるの
そしていつか君に届くように
この手を伸ばし
歌を届けよう

少し頑張った夏祭り
君の驚く顔を見たくて
きっと君は笑うよね
「おまえらしくない」って

それでいいんだ
いつもと違うアタシを
今日だけ君に
お披露目するの

君と一緒に歩く
それはまるで夢のよう
夢が消えないように
君をずっとみているの

一人で君を思う
きっとずっと片思い
なのに君は裏を読む
その笑顔がまぶしいよ

今 この手はあたたかい
君の大きな手が今ここに
どういう意味かな
ドキドキが止まらない

そんなことしてると
期待しちゃうよ
一度『好き』になったら
戻れない………


花火が上がる
君の口が動いた
「ス・キ・ダ・ヨ」


あの星に手を伸ばす
届かなくても大丈夫
アタシの隣には
一番星が光ってる

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