INFINITE妄想小説一覧

□イジワルな君【ミョンジョン】
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「それでは、以上をもちましてINFINITEサイン会を終了します。本日は誠に―・・・・」


ファン達にサイン会の終了を告げる司会者の言葉と同時に右隣にいたミョンスヒョンが僕の手を引っ張り、そそくさと袖幕に戻っていく。


ソンジョン「ちょ・・・ヒョン・・・っ!まだ挨拶が・・・」


ミョンスはソンジョンの言葉など耳にも入れずそのまま楽屋へ行った。

ソンジョン「・・・・・・。」

今のミョンスに何を言っても聞いてもらえないだろうと察したソンジョンは抵抗するのをやめ、ミョンスが行く方へと黙ってついていった。


楽屋に着くとミョンスはソンジョンを強引に中へと入れ、鍵をしめた。


ソンジョン「ヒ・・・ヒョン??なんで鍵を・・・・っ」


ミョンス「―・・・・ソンジョン・・・・お前が好きだ」



イキナリの言葉にソンジョンは動揺を隠せなかった。

ソンジョン「な・・・・っなに変な冗談言ってるんですか・・・・・ヒョン・・もしかして熱があるんじゃ・・・」

ミョンス「熱なんてない」


ヒョンが僕を鋭い目で見つめる


ミョンス「冗談なんかじゃない・・・俺はお前が好きなんだ・・・愛している」



そういうとミョンスはソンジョンを優しく抱きしめた。

ソンジョン「・・・・ヒョン・・・・・」


ソンジョンを抱きしめるミョンスの手は、かすかに震えていた。



・・・・・・ヒョンが僕を・・・・?






思えば、家に帰ってもずっとヒョンのことを考えていた。


今何をしているのだろうか
明日も会えるだろうか


そんな些細な事ばかり浮かんでくる。


もしかして・・・・・・・・・・・。




ソンジョンはまだかすかに震えているミョンすの手をとり優しく包み込んだ。

ソンジョン「・・・・ヒョン・・あのね・・・聞いて・・・?僕・・思い返せばいつもヒョンのことばかり考えてて・・・・正直余裕がなくなる・・・。ソンヨルヒョンとミョンスヒョンが話しているだけで胸がチクチクする・・・・。これって・・・ヒョンのことが・・・好き・・・ってことなのかな・・」



そう思っていることをまっすぐ告げるとミョンスは、ふっと優しく微笑んだ


ミョンス「ソンジョン・・・お前可愛すぎ」



そういうとっ自分の手を握っているソンジョンの手を離し綺麗なソンジョンの顔に手をやった。


顔を真っ赤にしてうつむくソンジョンの顎をくいっと上にあげそのままキスをする。


ソンジョン「・・・・ん・・・っ」


ソンジョンにとって初めてのキス。



初めての相手が自分のずっと想っていた人だと思うと素直に『嬉しい』と思えた。


静かな部屋に時々聞こえるピチャ・・・という唾液の混ざり合う音。



ソンジョン「―ん―・・・っんん・・・っ」



そんないやらしい音に耐え切れなくなったソンジョンはミョンスの背中をドンドンと叩き抵抗する。



キスのせいで腕に力が全然入らない。


そんな様子を見てミョンスは


ミョンス「まだだーめ」


とイタズラな顔をして笑う。

初めて見たミョンスの子供の様な無邪気な笑顔にソンジョンの胸は意地悪をされているにもかかわらずキュンと高鳴った。



二人だけの空間に甘い時間が流れる。






__とその時

楽屋のドアをドンドンと叩く音と同時に、外からメンバーの声がする


ソンギュ「おーいミョンスー、ソンジョンー、いるんだろ?開けろー」


挨拶を終えて帰ってきたメンバー達のいきなりの登場にソンジョンは焦ってミョンスから離れる。


ウヒョン「ソンジョン!はーやーくーあーけーろーよー」


ドアノブをガチャガチャといじりながら無理やりドアを開けようとするウヒョン達の元へソンジョンは急いで鍵をあけに行く



ガチャ


ソンヨル「なんで鍵しめてんのー?」

ソンジョン「・・・・す・・すみません・・・・間違えて閉めちゃったみたいで・・・」


何事もなかったような顔でくくっと笑っているミョンスを横目でキッと睨みながら楽屋に入ってくるヒョン達に言い訳をする。


そんな姿を面白そうに見ていたミョンスがふいに立ち上がりソンジョンのそばへ駆け寄る。


ミョンス「・・・続きは夜に・・・」


とソンジョンの耳元で甘く囁いた。

それを聞いたソンジョンの顔はりんごよりも赤い程火照っていた。


ソンギュ「おーい?ソンジョーン?お前顔赤いぞ、大丈夫か―?おーい―・・・」


真っ赤になって固まっているソンジョンに気をかけるリーダーの声など耳に入る訳もなく。



ソンジョン「・・・ミョンスヒョンのバカ・・・・・」

とソンジョン少し嬉しそうにふふっ微笑みながらつぶやいた。




   ‐‐‐‐‐END‐‐‐‐‐‐









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