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□君にチョコレート【ミョンジョン】
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ソンジョン「・・他のもの・・・・?」
ミョンス「だーかーらー・・・」
考え込むソンジョンの口にミョンスは不意にキスを落とす。
"チュ
ミョンス「お前を・・・・・頂戴」
ニッとイタズラな笑みを浮かべるミョンスにソンジョンはカッと顔を赤らめる。
ソンジョン「・・・なっ・・・何言って・・・・ンっ・・・!」
ソンジョンの言葉をさえぎるように何度も何度も熱いキスをする。
チュ・・・クチュ・・・
甘く優しいキスにソンジョンは自然と目がとろんとする。
キスに酔って頭がボーとしてきた頃、ミョンスはキスを止めて、ソンジョンを見つめる。
ミョンス「ソンジョン・・・最高のプレゼントをありがとな」
くしゃとソンジョンの頭をなでるミョンスの大きな手。
ミョンス「・・・だから俺からも・・・お前にチョコやるよ」
そう言うとミョンスは、ソンジョンから貰ったチョコを口に含み、再びソンジョンにキスをする。
ソンジョン「・・・んっっ」
ヒョンの口の中にあるチョコがドロっと溶け出すと同時に、ちょこれーとの甘い味が僕の口内にも広がってゆく。
さっきとは、また違った『甘いキス』_
完全にチョコが無くなるまでミョンスはソンジョンを離さない。
_どうしよう・・・・
なんだかチョコが溶ける前に、僕が溶けてしまいそうで。
ソンジョン「・・・んっ・・・ハァ・・・んん・・・っ」
吐息がだんだんと荒くなるにつれて、口の中のチョコも徐々に消えてなくなっていく。
チョコレートが溶けていくのが、少しだけー・・・寂しく感じる。
そんなソンジョンの気持ちなどお構いなしに、口の中のチョコレートは次第に姿を消していく。
気がつけば、あったはずのチョコレートはもうすっかり溶けきっていて・・・。
ミョンス「・・・・・美味しかった?」
ミョンスがゆっくりと口を離す。
ソンジョン「・・ん・・・・すっごく・・・・美味しかった」
まだかすかに火照っている顔で、ソンジョンは照れ笑いをしながら答える。
そんなソンジョンは
嬉しそうで_
幸せそうで。
ミョンス「・・・愛してるよソンジョン・・・・これからもずっと・・・・・・な」
ミョンスは目を細めて優しくささやく。
そんなヒョンの顔はチョコレートよりも甘くて。
ソンジョン「・・・僕も愛してるよ・・・・・・・いつまでだって・・・ず――っと!」
_来年も再来年も・・・・・
最高のバレンタインを君に。
‐‐‐‐‐‐‐‐END‐‐‐‐‐‐‐‐
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