黒子のバスケ

□高宮 【素直に】完
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「...って、おい!聞いてんのか!」
『えっあ、うん。聞いてるけど...』

叫んでるのは宮地くん
私の友達なんだけど...今、恋人の高尾くんについて相談にのってる
だけど、悩みなのかノロケなのか分からない状態で聞いてるこっちはだけどね?
まぁ、本人は凄く悩んでるみたい

「ならいい。でもよー最近本気でへんなんだよ...アイツ」
『別に気にすることは無いと思うよ?』
「なんでだよ!...手、出してこねえとか...おかしいだろ...」

あーその事ね
実を言うと私!【 苗字 名前 】は二人からご相談にのらされているのです!
だから2人の思っている事は丸分かり!って事で心配することないんだよね

『おかしくは無いと思うけど、高尾くんなりに考えてるんじゃないの?』
「っ!年下のくせに生意気なんだよ!アイツ...轢くぞ!」
『あ、うん?そうだね...とりあえず落ち着いて?そんなに寂しいなら誘ってみたら?高尾くんきっと喜ぶよ?』
「...なっ!!お、俺が誘うのか?」

そんなに動揺する事?
第一、そんな事も思い付かないくらい悩んでたの?少しくらい信じてあげなさいよね

『うん。大丈夫。思うままに動いてみればいいんだから、素直にね』
「......コクリ。分かった」

宮地は決心したように頷き呟いた

『よし!じゃあ行っておいで!...報告待ってるよ』

名前は背中を押し、見送った
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