マギ

□シンの過剰な思い
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「その様子では反省はしてないようだな」
『だから、何のことだよ』

本当に意味が分かんねぇよ
反省ってなんだよ!何を反省すんだよ!

「本当に分からないのか?」
『俺、悪いことしたか?』
「......気づいているだろう...」

今日のシンはオカシイ
俺にこんなことまでしてシンは何がしたいんだ

ガッ

『っ!!?ゲホッ、ゲホッ!!』

俺は不意に腹を蹴られた

「嘘はいけないよ?ナマエ」
『ゴホッ!!...う、そ?』
「そうだ、嘘はいけないだろ」

シンは冷めた目で俺を見下ろしていた
こんなシンを見るのは初めてで背筋が一瞬凍った

『は?俺はシンに嘘をついたことは無い』

俺は一度だって嘘はついて無い

「黙れ」

酷く低く響いた声にシンの声だと思えなかった

『じゃあ、これは俺の生死に関わることだから教えておく』

ダルさと痛む体に鞭を打ち立ち上がり告げた

『俺は変わった体質でな、ルフが通常より少ない。このままだと3日程で死ぬんだが』

シンは目を少し見開いたがすぐに冷たい目に戻った

「嘘だ。俺は感じなかったぞ」
『そりゃそうだ。俺もこの前初めて知ったからな』
「どういうことだ」
『つまり、ただの人間には分からないってことだよ』

教えてくれたのは俺の



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