Main
□熱がおさまる前に
1ページ/2ページ
「…あ?」
急な出来事だった
「ロロノア…俺、もう限界だ…」
鷹の目の切なそうに、それでいて色気がある瞳が俺を見つめる
「っ…な、にが限界なんだよ」
んで、そんな目で俺を見んだよっ!!
「…俺、お前と付き合ってから全然お前に触れてない」
「…それがなんだよ」
まさかとは思うが・・・
「ロロノア…お前を今日、抱く」
そのまさかとはな…。だが素直に頷く俺でもないが…
「………断る」
「…言うと思った。お前ならな。だが今日は本当に限界なんだ」
鷹の目の綺麗な瞳が目の前にあり、俺は金縛りにあったかのように全身が動かなくなった
その瞳に耐え切れず、目だけを逸らす
くそっ、んだよ!こいつは!んな目で見られたら断りきれねぇだろうが!
「…ロロノア、お前は俺が好きか?」
「………はっ!?何言ってん「好きか?」………」
なんでこんな時にすぐに言えねぇんだ俺は!
恥ずかしいとか今はねぇだろ
けど・・・
「…………」
「…そうか。悪かったな。無理に付き合わせて…もういいからな。悪いが外に行ってくる」
あ゛ぁー!
もう!てめぇはなんなんだよ!
俺の横を通り過ぎる鷹の目の腕を掴む
「…じゃ…よ」
「?なんだ。聞こえん」
「嫌いじゃねぇつってんだよ!」
ハアハア…
気付けよバカの目!!
「べ、別に嫌いなんて一言も言ってねぇのにショボくれてんじゃねぇよ!」
「…しかしロロノアが黙ってしまったから、嫌いなんだなって思うだろ普通は」
っそれは、そうだが…
「………」
顔を横に向けて話す
「…悪かった」
ギュ
鷹の目に抱きしめられてんのか?
カアァァ
だんだん顔に熱が集まってくんのがわかる
「っ//は、離せっ!」
力一杯に胸を押すが無理だった