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□熱がおさまる前に
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「…あ?」


急な出来事だった



「ロロノア…俺、もう限界だ…」



鷹の目の切なそうに、それでいて色気がある瞳が俺を見つめる


「っ…な、にが限界なんだよ」



んで、そんな目で俺を見んだよっ!!


「…俺、お前と付き合ってから全然お前に触れてない」



「…それがなんだよ」



まさかとは思うが・・・





「ロロノア…お前を今日、抱く」



そのまさかとはな…。だが素直に頷く俺でもないが…


「………断る」



「…言うと思った。お前ならな。だが今日は本当に限界なんだ」



鷹の目の綺麗な瞳が目の前にあり、俺は金縛りにあったかのように全身が動かなくなった



その瞳に耐え切れず、目だけを逸らす


くそっ、んだよ!こいつは!んな目で見られたら断りきれねぇだろうが!



「…ロロノア、お前は俺が好きか?」



「………はっ!?何言ってん「好きか?」………」



なんでこんな時にすぐに言えねぇんだ俺は!
恥ずかしいとか今はねぇだろ


けど・・・


「…………」



「…そうか。悪かったな。無理に付き合わせて…もういいからな。悪いが外に行ってくる」



あ゛ぁー!
もう!てめぇはなんなんだよ!



俺の横を通り過ぎる鷹の目の腕を掴む



「…じゃ…よ」



「?なんだ。聞こえん」


「嫌いじゃねぇつってんだよ!」


ハアハア…
気付けよバカの目!!


「べ、別に嫌いなんて一言も言ってねぇのにショボくれてんじゃねぇよ!」


「…しかしロロノアが黙ってしまったから、嫌いなんだなって思うだろ普通は」


っそれは、そうだが…



「………」


顔を横に向けて話す



「…悪かった」



ギュ


鷹の目に抱きしめられてんのか?


カアァァ


だんだん顔に熱が集まってくんのがわかる



「っ//は、離せっ!」


力一杯に胸を押すが無理だった
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