好きかも。
□一章
7ページ/9ページ
「さくら声大きい!恥ずかしかったんだからね!」
授業が終わり昼休み、私たちは外にある中庭でお弁当を食べながら先程のことを話していた。
「ごめ〜ん!でもさくらは羨ましいと思ったの!だから…」
さくらは怒ってないか心配そうな瞳でこちらをみていた。
「そんな目で見なくても別に怒ってなんかないよ」
「良かった!」
無邪気に笑い安心してる様子が可愛かった。
「ねぇ!沙耶って放課後あいてる?」
さくらが突然質問してきた。
「ん?なんで?」
「あのさ、久しぶりに中学の時よく行ってたカフェ!うーんと名前なんだっけ?」
「ああ…samedayだったよね?」
「そう!そこに行かない?」
「今日かぁ〜うーん今日はやめとこうかな…暑いし…」
「あ!そうだよね…ごめん」