【トキワの森入口】
□サトシと
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朝、ポッポの鳴き声で目が覚める
『ん…んー?』
爽縁と…なぜか灯が両脇にいる。
そして何故か腰を抱かれている。二人に。
起きようにも起きれず、翔緋を探すこともできない
「……ん…美穂ちゃん…?」
起きたの?と、だるそうな声を出す。
…おぉ、溢れ出るイケメンオーラ。色気はんぱねぇ!!
『おはよう灯、いつの間にきたの?っていうか翔緋は?』
「ヒ・ミ・ツ☆
…んじゃあ僕はちょっと散歩してくるねー
あ、翔緋はついでに探しておくから」
ゆっくりお休み、と頭を撫で、ベッドから降りていった。
…なんか、いつもの灯と違うような…?
『あ、灯、ちょっとおいで?』
「ん?」
手招きして、灯を呼び戻し、屈んでもらう
「何々ー?」
ちゅ
『…怪我しないように、おまじないっ』
早口で言って、布団を頭までかぶる。
「……ありがとっ☆」
『(ほっぺにキスするのがこんなに恥ずかしいとは…)』
**
「ん…」
『あ、爽縁』
灯が出て行って五分後くらいだろうか、爽縁が目を覚ました
最初はぼんやりしていたのがだんだん覚醒してきたのか、腰と手にあった手をどかした
ただ、ベッドから出ていく気はないらしい
まぁ、あったかいからいいけど
「っ…ごめん///」
『何が?』
「嫌じゃないの?」
『嫌なわけないじゃん。…それに爽縁の温度ちょうどいいよ』
「なら、いいけど…」
『ん、じゃあ起きよっか!翔緋も探さないといけないし』
そういってベッドから起きる。
さぁ、今日もご飯を食べて、たくさんいろんなものを見よう!