弱虫のメーデー

□09
1ページ/3ページ




「あ、蓮様!おはようございます!」
「若、おはようございます!!」
「おはようございます、若!」


廊下を歩いて、居間へと朝ごはんを食べにへと向かうと、
あちこちから朝の挨拶が飛び交ってきた。
居間へと付いて座布団に座ると、廊下からリクオの元気な声が聞こえてきた。


「逆!逆!!もう、みんなしっかり!」
『リクオ、準備できたかー?朝ごはんできてるぞー。』
「あ、蓮!おはよう!」
『ん、おはよう。ほら、早く食べようぜ。」


バタバタとしながら座布団に座り、
元気に「いただきまーす!」と食べ始めたリクオを見て、
『今日も俺の弟は可愛い』と改めて認識した。


『リクオ、やばい!バスに間に合わねぇ!』
「待って蓮、まだ靴が・・・!」
『履けたか!?』
「履けた!」
『よし、行くぞ!』
「『行ってきまーす!!』」


母さんが作ってくれた朝ごはんはいつも通り美味しく、のんびりと堪能していると
お約束のようにバスの時間ギリギリになり、大慌てで飛び出した。


「カナちゃーん!」
「あー!リクオ君も蓮君も遅いよ!もうバス来てるし!」
『悪い、悪い。お待たせ。』
「だってさーみんなが・・・、」


バス停で待っててくれたのは可愛い可愛いカナ。
小学生でもやっぱりカナは可愛くて、リクオもカナも目に入れても痛くないくらい可愛い。
ああ、二回目の小学生ライフだけど、何だかんだ毎日幸せに頑張ってます!




●●
次へ  

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ