記憶を失くした歌姫
□第6話
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あれからあの海水浴場では『怪獣と海水浴ができる海』、ということで大人気スポットとなった。
あの怪獣は人を襲いたかったのではなく、ただ遊びたかっただけだったのだ、と長谷川さんは言っていた。
確かにそうかもしれない。あのえいりあんは心の優しいえいりあんだったと私も思う。じゃなきゃあの時、銀さんと新八君を助けてはくれなかった。
結局懸賞金はもらえなかったけれども、私は少し清々しい気分だった。
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