記憶を失くした歌姫

□第6話
7ページ/8ページ

あれからあの海水浴場では『怪獣と海水浴ができる海』、ということで大人気スポットとなった。


あの怪獣は人を襲いたかったのではなく、ただ遊びたかっただけだったのだ、と長谷川さんは言っていた。


確かにそうかもしれない。あのえいりあんは心の優しいえいりあんだったと私も思う。じゃなきゃあの時、銀さんと新八君を助けてはくれなかった。


結局懸賞金はもらえなかったけれども、私は少し清々しい気分だった。
次へ
前へ  

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ