記憶を失くした歌姫

□第6話
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結局その品とは、『ビーチの侍』と書かれたTシャツだった。


私達女性軍は、ここの町内会にそのえいりあんの懸賞金について交渉しに行き、海へと戻ってきた。


銀さんと新八君と長谷川さんはそのシャツを着て三人並んで砂浜に座っていた。


あの海の家の店員さんは縄で縛られている。


私達が三人に近寄ると、長谷川さんが一人で何かを語っていた。


(銀)「オメーら、どこ行ってたんだ?」


(あ)「ちょっとここの町内会に行ってきたんです」


(妙)「そこへ行って話をつけてきました。そのえいりあんを倒せば多少のお礼はするって」


すると、銀さんと新八君の目の色が変わった。


(銀)「だったらきばってやるしかねーな。よし、行くぞ!」


(新)「よし!」


長谷川さんが何か言いたげだが気にしない気にしない。
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