記憶を失くした歌姫

□第9話
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(あ)「何か当たるといいね」


(神)「ダメ元でやってみるアルヨ」


私と神楽ちゃんは買い物先で福引き券をもらったので、運試しに福引きに挑戦してみる事にした。


カラカラ…


そして落ちてきたのは金色の玉…


(あ)「こ、コレって…」


「おお、おめでとう! 一等賞だよ!」





〜そのころ万事屋では〜


(新)「ねェ、銀さん。ああいう宇宙って一回行ってみたいですよね」


新八君が、宇宙旅行のCMを見て呟いていた。


(銀)「何言ってんだ。宇宙には空気がねェんだぞ。空気がなけりゃ死んじまうじゃねーか」


(あ)「ただいま帰りました」


(銀)「おう、おかえり…って神楽、どうした?」


神楽ちゃんが机の上のお煎餅と銀さんの読んでいるジャンプをはたき落とす。


(神)「跪くアル、愚民達ヨ」


(銀&新)「「は?」」


(神)「頭が高いっていってんだヨ、この貧乏侍共が! 工場長とお呼び!」


(銀)「女王様の方がいいんじゃねーのか? 工場長」


(神)「女王様なんかより工場長の方が生産的だから偉いアル!やせこけた工場長とお呼び!」


(あ)「まあまあ、神楽ちゃん落ち着いて」


(新)「それで、トイレットペーパー買ってきてくれた?」


(あ)「トイレットペーパーは売り切れだったんだけど…」


(神)「もっと素敵な紙は手に入れたヨ、空を飛べる紙アル」


神楽ちゃんが「じゃじゃーん」とチケットを取り出す。


(新)「う、宇宙の旅、四名様!?」


(銀)「こ、工場長!」


(神)「##NAME##が可愛いおかげでサービスで福引き券二枚もらったアル。その二枚目で当たったアルヨ」


(新)「な、なんと…」


(銀)「##NAME##様! いや、女神様!」


(銀&新)「「バンザーイ、バンザーイ!!」」


(あ)「だからみんな、落ち着いて…」


かくして私達は宇宙に行く事となった。
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