イナズマイレブン

□初めての感覚
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フットボールフロンティア、通称FF。

俺達、雷門中は本戦を勝ち進んでいた。
その途中、鬼道が雷門中に転校しに来た。

最初はみんな反発したが、今はもう、雷門メンバーの一員になっている。
それまでの経緯をここで話そうと思う。

最初は、鬼道があの試合に現れて、早一日のことだった。

鬼道は正式に雷門中に転校して来て、俺のー風丸一朗太ークラスに来た。

俺は急に来た鬼道に反発を持っていた。
雷門はみんなそれぞれの個性を生かして、チームワークを作っているが、帝国は鬼道を中心にチームを作っている。
他の皆も鬼道にとって俺達はただの駒にすぎないと思っている。

鬼道はゲームメイクの上では全員について考慮している気がする。
しかし彼にとって皆を判断するのは個々のサッカーの能力のみで個性や感情といったものは計算に入っていないと思う。
簡単に言えば、勝つために「コマ」をどう動かすかだ。

帝国の考え方を持ち込まれても困るよな…と皆が思うのもしょうがない。

もし、チームに影響のある人物ー半田みたいな奴ーがチームに入るのを認めなかったら、雷門メンバーに馴染めないだろう。

あの容赦ない攻撃を受けたが鬼道の本性はそうじゃないと思う。
昔から人の感情を読み取るのが得意な俺が違うと言っている。
きっと、鬼道はむしろ心が熱く、目標に向かってひたすらがんばっているだけだと思う。
一言で言ったら、豪炎寺と同じ不器用なだけだ。

もしかしたら、友だちは少ないかも・・・と考えてしまう。
無意識に人を見下すあの目線さえなければ、性格は悪くなさそうだ。
そんなことを考えながら今さっき、紹介された鬼道をみながら思った。
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