イナズマイレブン

□キャプテンになった理由
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FFIのジ・エンパイアとの試合が終わった後のお話。

久遠「今日の練習はここまで!全員、解散!」

「「「「「ありがとうございました!!!!」」」」」

秋「みんなー!ごはんは、もうできてるよー!!」

壁「やったース!ごはんっス!」


イナズマジャパンの合宿所――食堂

春「一人ずつ、取ってくださーい!はい、風丸君。」

風「ああ、音無、ありがとう。」

春「どういたしまして。」

風丸は春菜から夜食を受け取り、テーブルに座る。
そのまわりに、円堂、鬼道が座る。

風「はあ・・・」
風丸は夜食を食べることなく、ため息をする。

円「どうしたんだ、風丸?」

鬼「何か悩み事なら、相談にのるぞ」
円堂と鬼道は風丸に聞く。

風「ありがとう。ただ、なんでジ・エンパイア戦で俺、キャプテンやっちゃったんだろうって・・・他にも豪炎寺とか居るのになーって。」

円「ああ、あの時か。そりゃ、風丸以外キャプテンになれるやついなかったじゃん。」

鬼「豪炎寺はあれだ、キャプテンには向かん。あいつは職人柄みたいな者だ。」

風「そうか・・・?でも、俺なんかがキャプテンになっても・・・」

風丸の話に円堂と鬼道は答える。そこに、豪炎寺が入ってきた。

豪「あの時は、円堂も鬼道もいなかった。みんなが困惑してる中でキャプテンになれる奴はお前だけだった。」

風「そうだったとしても、基山とかいたじゃん。ほら、後半戦は基山がキャプテンだったし・・・」

風丸は豪炎寺の言い分にもまた食らいつく。


鬼「いや、基山も無理だろう。チームに溶け込んだとしても、いきなりあいつにキャプテンをやらせたら、逆にみんながついて行かない」

円「あれは風丸が負傷したから、基山になっただけだろ?」

風「いや、でもあの時はみんな俺の方を見てたし、何とかしなきゃと思っただけだ。それに、豪炎寺!お前だって俺に視線寄越してたじゃん!」

みんなの言い分に風丸はこらえることなく、今度は文句を言った。

豪「あのときは雰囲気がそうだったからだ。」

円「それが、キャプテンにふさわしんだよ!」

鬼「そうだ。あの中で、キャプテンにふさわしく、また、みんなから一番信頼されている奴は風丸だけだったんだ。」

みんなは負けじと風丸に言い放つ。

風「いや、でも・・・」

風丸はそれに蹴落とされたじろぐ。そこに話を聞いていた基山が入ってくる。
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