短編
□私のかっこいい旦那さまっ!
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新婚(?)パロ
あやクルはクルークの兄として分裂してます。(名前はあやクルで固定)
設定が分かりづらいうえに、キャラ崩壊してます。
それが大丈夫な方は下へどうぞ!!
T
↓
私は昨日、幸せな結婚を大好きなあやクルと出来た。
その為、今まで同棲なんてしていなかったのだが、結婚したのだから一緒に住んでいる。
だけどお互い恥ずかしいので…少し離れた場所に座っている。
でも、不安もある為、自然と顔が曇った。
「すみれ…好きだぞ…」
『あ、…わ、私も好き…』
「ならば不安そうな顔をするな」
あやクルは私の目の前に来て、立て膝をついた。
そのまま私の手を取り、自然な流れで、彼の唇は私の手の甲につけられた。その姿は、姫に忠誠を誓った騎士の様だった。
『あやクル…ありがとう…』
「礼を言われるのも嬉しいが、やはり私はこちらが良いな」
あやクルはそのまま手を掴み、私を押し倒した。
その後は必然的に馬乗り状態である。
『あやクル!ちょ、まだお昼なんだけど!?』
「大丈夫だそのまま全て私に任せろ…」
ドサドサっ!
ん、何故ドサドサという音が聞こえなくちゃいけないのだろうか。
「あや兄!こんな真っ昼間から盛らないでよ!!」
「クルーク…何故来た?」
「母さんから渡してって頼まれた物があるから来ただけだよ!!」
「そうか、偉いなと言いたい所だが、タイミングが悪い。お仕置きだな」
ドサドサという音はあやクルの弟のクルークくんが持っていた荷物を落とした音だった。…恥ずかしい。馬乗り状態を見られたのだろうから。
「あや兄!痛い!!もっと優しくしてよ!!」
「痛くしなかったら意味がないだろう…ふっ…これでどうだ!!ポムガラニッド!!」
「うああああああぁぁぁぁ!!」
……クルークくんの断末魔のような悲鳴が聞こえる。さすがに助けなければ。
『あやクル、そろそろ止めてあげてよ。鍵を開けっ放しにしていた私達も悪いんだから』
「すみれが言うなら止めよう」
「その差が酷いよね。すみれ姉さん、ありがとう」
『んーん、気にしないで悪いのはあやクルだから』
実際悪いのはあやクルだ。盛り始めたあやクルが悪い。こんな真っ昼間に始めようとするやつがあるか!
「さて、荷物も届けたし、そろそろ帰るね。また来るよあや兄、すみれ姉さん」
「あぁ、またな」
『気を付けてね!!』
クルークくんが手を振って帰って行った後、私はソファーに座り隣にあやクルが座った。
きっとさりげない幸せはいつも隣にあるんだろうね。
(すみれ、夜を楽しみにしとくと良いぞ…)
(……隣の人怖い)