11/30の日記

08:22
本日コメント下さった方
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「永久の蝶籠」への丁寧なご感想をありがとうございます。今朝方コメントを目にしまして、これほどまで深く私の作品に思いを寄せてくださっている方がいるのだなと、胸が熱くなった次第です。
この物語を書く際に、蝶や蝶籠といった表現を多々用いいておりますが、「蝶」は手放したくない美しき物、籠はそれを閉じ込める独占欲を示しています。一輝にとっては瞬が、瞬にとっては一輝が永久に「籠」に閉じ込めてしまいたい「蝶」なのです。金も地位も名誉も、愛する人さえも手にして、さらに永遠に老いることのない肉体まで得たのですから、究極のハッピーエンドですよね(笑)ただ、やはり二人は「愛」という牢獄でこれからも苦しんだり悩んだりするのでしょうけれど。

私はこの物語の一輝よりちょっと上くらいの年齢なのですが、年を取る心と体の葛藤を、自身の経験なども踏まえ掘り下げて書いたつもりです。ですので、一人老いていく一輝の苦しい心情に共感を抱いてくださったとのお言葉は大変嬉しく、幸栄に思いました。

私の書く話は 大体にして原作からほど遠い位置にあるパラレルがほとんどなんですけれど、優しく受け入れて読んでくださる方がいるのだと思うと、とてもとても励みになります。

まだまだ試行錯誤の真っ最中ではありますが、末永くお付き合いいただければ幸いです。

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