BOOK1
□秘密が彼を蝕む
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「…敵の攻撃などは?」
「残念じゃが、まだ分かっておらん。…とにかく、お主らには、奴らを倒すことはもとより、奴らに対する情報を持ってきてもらいたい。」
沈黙が一番隊舎を支配する。
「…よいかの。」
有無を言わさない声。
先遣隊の誰もが頷くしかなかった。
「出発は、明日じゃ。以上。解散!」
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